台湾初の鉄道文化ドキュメンタリー『郷愁鉄路』7月5日公開 列車の雄姿を映した予告編も

 台湾初の鉄道文化ドキュメンタリー映画『郷愁鉄路~台湾、こころの旅~』が7月5日より新宿武蔵野館ほかにて全国順次公開されることが決定し、あわせてポスタービジュアルと予告編が公開された。

 本作は、台湾南部を走る鉄道路線「南廻線」を題材にしたドキュメンタリー。南廻線はかつて大自然の中をSLやディーゼル列車が走る路線だったが、2020年に全線で電化された。徐々に失われていく沿線の原風景と鉄路を、台湾でドキュメンタリー監督として活躍するシャオ・ジュイジェンが4年の歳月をかけて記録。鉄道員やその家族、南廻線を愛する人々の想いを形にした。

 ポスターは、全線電化を機にその運行が中止となった普通列車「藍皮(ランピー)」が、美しい青色の海を背景に走る写真をメインに、藍皮でのんびりと旅する人々の写真が配されている。また、新宿武蔵野館ほかにて設置されるチラシの裏面には、劇中に登場する列車の一部以外にも、台湾でかつて活躍した列車や現役の列車が多く写し出されている。 

『郷愁鉄路~台湾、こころの旅~』予告映像

 あわせて公開された予告編には、台湾でも見る機会が減った、SLやディーゼル機関車が動いている様子が収められている。

 また、公開に先駆け、「新宿東口映画祭2024」の中で、6月1日に本作が上映されるのにあわせ、シャオ・ジュイジェン監督が来日。14時50分の回上映後に行われるトークショーに登壇する。

■公開情報
『郷愁鉄路~台湾、こころの旅~』
7月5日(金)より新宿武蔵野館ほか全国順次公開
監督:シャオ・ジュイジェン(簫菊貞)
プロデューサー:チェン・ボーウェン(陳博文)、シェン・イーイン(沈邑頴)
音楽:チェン・ミンジャン(陳明章)、シェ・ユンヤー(謝韻雅)
編集:チェン・ボーウェン(陳博文)、チェン・ユーツォン(陳昱璁)
音響:ドゥ・ドゥーチー(杜篤之)、シェ・チンジュン(謝青㚬)
製作:Pineal Culture Studio(上善醫文化工作室)
配給:武蔵野エンタテインメント
2023年/台湾/106分/DCP/英題:On The Train/日本語字幕:樋口裕子/翻訳協力:小田急電鉄株式会社/G
©Pineal Culture Studio

■トークショー情報
日時:6月1日(土)14:50の回上映後
会場:新宿武蔵野館
登壇者:シャオ・ジュイジェン

【チケット情報】
●オンライン予約販売:鑑賞日の2日前の0:00より販売開始
オンライン予約サイト:www1.musashino-ticket.jp/shinjuku/schedule/index.php
●劇場窓口:鑑賞日の2日前の開館時より販売開始

■イベント情報
「新宿東口映画祭2024」
5月24日(金)~6月6日(木)14日間開催
会場:新宿武蔵野館(東京都新宿区新宿3-27-10 武蔵野ビル3F)、シネマカリテ( 東京都新宿区新宿3-37-12 新宿NOWAビルB1F)
後援:新宿区/公益財団法人 新宿未来創造財団/一般社団法人 新宿観光振興協会
協力:新宿東口商店街振興組合/国立映画アーカイブ
協賛:UNIQLO新宿東南口フラッグス店
公式サイト:https://filmfest.musashino-k.co.jp/
公式X(旧Twitter):@shinjuku_f_fest

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