A24×アレックス・ガーランド『CIVIL WAR』10月4日日本公開決定 IMAXなどでの上映も
4月12日に北米公開された映画『CIVIL WAR(原題)』が、10月4日に日本公開されることが決定した。
第96回アカデミー賞で国際長編映画賞と音響賞を受賞した『関心領域』や、第95回アカデミー賞で作品賞ほか7部門を受賞した『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』など数々の話題作を世に送り出してきた映画スタジオ・A24。そんなA24が、史上最高の製作費を投じた本作は、『28日後...』で脚本を手がけた後、長編デビュー作『エクス・マキナ』で第88回アカデミー賞視覚効果賞を受賞する快挙を果たしたアレックス・ガーランド監督が2020年のコロナ禍に執筆したオリジナル脚本作だ。
3月のサウス・バイ・サウスウエストにてプレミア上映されたのを皮切りに、4月12日に世界21の国と地域で公開を迎え、北米ではIMAXほかプレミアムラージフォーマットを含む3800スクリーンで上映、若年層を中心に動員した。さらに、それまで2週連続で首位に君臨していた『ゴジラxコング 新たなる帝国』を上回り、A24史上最高のオープニング記録を樹立、さらに2週連続で1位を獲得した。11月に大統領選挙を控えるアメリカ国内では本作の内容が物議を醸しており、バイデン大統領・ハリス副大統領も鑑賞を希望しているという。
映画の舞台は、連邦政府から19の州が離脱したという近未来のアメリカ。国内で大規模な分断が進み、カリフォルニア州とテキサス州が同盟した“西部勢力”と“政府軍”による内戦が勃発していた。戦場カメラマンのリーをはじめとする4人のジャーナリストチームは、ニューヨークから約1300km、戦場と化した道を走り、大統領がホワイトハウスに立てこもる首都・ワシントンDCへと向かうーー。
あわせて公開されたUS版予告では、アメリカ国内の分断を伝えるショッキングなニュースや大統領の声明とともに、50あるはずの星が2つだけとなった星条旗が揺れ、黒煙が立ち上る異様な風景と、街中での銃撃戦や爆発が映し出されていく。大統領へインタビューを行うため、ホワイトハウスに向かうジャーナリストチーム。戦場と化した道を進む様子を描く中、映像の最後にはワシントンのリンカーン記念堂が爆破されるシーンも。予告編の冒頭で語られる、「カリフォルニア州とテキサス州の同盟」は一見するとイメージしにくいものの、ガーランド監督は「世界の崩壊がどんなものなのか、おそらく我々の理解は誤っている」とコメントを寄せている。
なお本作は、字幕版とともにIMAXを含むプレミアムラージフォーマットでの上映も決定している。
■公開情報
『CIVIL WAR(原題)』
10月4日(金)TOHOシネマズ 日比谷ほか全国公開
監督・脚本:アレックス・ガーランド
出演:キルステン・ダンスト、ワグネル・モウラ、スティーヴン・マッキンリー・ヘンダーソン、ケイリー・スピーニー
配給:ハピネットファントム・スタジオ
原題:CIVIL WAR/2024年/アメリカ映画
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