『HOW TO BLOW UP』6月14日公開決定 Dos Monosの未発表音源使用したティザー予告も
映画『How to Blow Up a Pipeline(原題)』が、『HOW TO BLOW UP』の邦題で6月14日よりヒューマントラストシネマ有楽町、池袋HUMAXシネマズ、シネマート新宿ほかにて全国順次公開されることが決定した。
本作は、テキサス州の石油精製工場を即席の爆弾で破壊しようとする8人の若者たちを描いたエコスリラー。2017年の設立以降、『パラサイト 半地下の家族』『燃ゆる女の肖像』『TITANE/チタン』『落下の解剖学』などを配給する新進気鋭の映画スタジオNEONが北米で配給。ダニエル・シャイナートやエドガー・ライト、デヴィッド・ロウリー、レイン・アレン・ミラーらが年間ベストに挙げながらも、FBIが環境テロ行為を助長すると警告を出すなど、賛否両論を巻き起こした。
原作は、スウェーデンの気候変動学者アンドレアス・マルムが2021年に著したノンフィクション『パイプライン爆破法 燃える地球でいかに闘うか』。映画では原作のエッセンスを残しながらも、それを物語の形に大胆に改変。公開されるや否や、「危険分子が映画に着想を得て、爆発物やその他破壊装置で石油ガスインフラを狙う可能性がある」とFBIが警告し、内部文書が警察、政府、その他インフラを反故する関連各所にも配布されるなど波紋を呼んだ。
監督を務めたのは、気候科学者の両親を持ち、気候変動についてのドキュメンタリーからキャリアをスタートさせたダニエル・ゴールドハーバー。原作を読んだ執筆パートナーのジョーダン・ショールからアイデアが持ち込まれ、その大胆なマニフェストを手がかりに、主演を務めるアリエラ・ベアラーと共同で脚本を執筆した。
キャストには『マーベル ランナウェイズ』のアリエラ・ベアラー、『アメリカン・ハニー』のサッシャ・レイン、『ユーフォリア/EUPHORIA』『ホワイト・ロータス / 諸事情だらけのリゾートホテル』などのルーカス・ゲイジ、『アシスタント』のクリスティン・フロセス 、『レヴェナント:蘇えりし者』のフォレスト・グッドラックらが集結した。
あわせて特別ティザー予告と場面写真も公開。ティザー予告は、映画コミュニティー「渋谷電影 SHIBUYA CINEMA CLUB」が制作した映像で、『トレインスポッティング』『mid90s ミッドナインティーズ』など90年代のカウンターカルチャームービーを彷彿とさせる疾走感で、若者の怒りを映し出している。アメリカのレーベル「Deathbomb Arc」からデビューし、二度のヨーロッパツアーを成功させたDos Monosの完全未発表音源が使用されている。
場面写真では、環境破壊に人生を狂わされた若い世代の男女が集結し、石油パイプライン破壊に向けて動き出す様子が切り取られている。
荘子it(Dos Monos)コメント
“火山のように溜め込んだ 僕らのマグマの一欠片 青い炎に焚べました”
■公開情報
『HOW TO BLOW UP』
6月14日(金))よりヒューマントラストシネマ有楽町、池袋HUMAXシネマズ、シネマート新宿ほか全国順次公開
出演:アリエラ・ベアラー、サッシャ・レイン、ルーカス・ゲイジ、クリスティン・フロセス、フォレスト・グッドラック
監督:ダニエル・ゴールドハーバー
配給:SANDAE
2022年/US/英語/カラー/104分/原題:How to Blow Up a Pipeline/字幕翻訳:横井和子
©️Wild West LLC 2022
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