朝ドラ『ブギウギ』澤井梨丘の演技が圧巻! 自己肯定感爆高な主人公から目が離せない

 『らんまん』からバトンを渡された新たなNHK連続テレビ小説『ブギウギ』第1週目の放送が終わった。舞台は1927年の大阪、銭湯を営む花田ツヤ(水川あさみ)と梅吉(柳葉敏郎)に育てられた鈴子(澤井梨丘)の日常、そして夢との出会いが描かれた。

 とにかく、鈴子が明るい。前作『らんまん』の主人公・万太郎(神木隆之介)も爛漫さが爆発していたが、本作の鈴子もまた親から愛情をたっぷり注がれて育ってきたからこその自己肯定感の高さを発揮している。

 しかし、だからこそ自分と違う考えを持つタイ子(清水胡桃)の気持ちに気づきづらく、寄り添うことに苦労していた。それでもクラスメイトの松岡(湯田大夢)のことが好きだと堂々と本人に伝えたタイ子。鈴子からは自分の言いたいことを伝えること、タイ子からは他者の気持ちを大切にすることをお互いに学び合った。

 他の男子と違って、自分も誰かを好きになる感情を理解しているからこそタイ子をバカにしない松岡も大人だ。タイ子と鈴子の関係性を良いなと素直に言える点もカッコいい。子供たちの衝突、学び合い、結束の一連の様子に涙腺が刺激される朝だった。

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