ジェラルド・バトラーが壮絶銃撃戦に応じる姿が 『カンダハル 突破せよ』新本編映像

 10月20日に公開されるジェラルド・バトラー主演映画『カンダハル 突破せよ』の新本編映像と場面写真が公開された。

 元アメリカ国防情報局の職員としてアフガニスタンに赴任していたミッチェル・ ラフォーチュンの実体験をベースに作られた本作は、敵地のド真ん中に取り残されたCIA工作員が繰り広げる孤立無援の脱出アクション。製作には『ジョン・ウィック』シリーズのプロデューサーやバトラー自身も参加。バトラーと3度目のタッグとなるリック・ローマン・ウォーが監督を務めた。

10月20日(金)公開 『カンダハル 突破せよ』|本編映像 “壮絶銃撃戦!”編

 公開された本編映像では、スリル満載の壮絶銃撃戦が繰り広げられる様子が切り取られている。30時間、400マイルにわたる逃亡劇の最中、タリバンに拘束され拷問を受けるCIA工作員のトム(ジェラルド・バトラー)と、トムに帯同するアフガニスタン人通訳モー(ナヴィド・ネガーバン)、そこにISISからの襲撃が発生。容赦無く発砲しながら踏み込んでくる何台もの戦闘車によって、辺りは一瞬にして壮絶な銃撃戦に。さらには至るところで爆破が起こり、蒼蒼たる緑の茂みから黒煙が立ち昇る。

 あわせて公開された場面写真には、トムが銃撃戦に応じる姿や、車がド派手に大爆破し炎が巻き上がるシーンが切り取られている。

 リック・ローマン・ウォー監督は、「僕が思うに、アクションには強烈な感情が根底になければならない。だからこそ見る者は、登場人物と同じくらい興奮し、慄き、不安に駆られ、緊張する。つまり、登場人物と共に、スリルを味わうことができるんだ。『カンダハル 突破せよ』のアクションのシーケンスはすべて、キャラクターの行動から生まれる。アクションを撮るためのものではない。アクションシーンは、必ず登場人物の視点や感情に基づいて設計しなければならない」と、登場人物の感情が伴っているからこそ、観客も没入するようなリアルさが表現できると語った。

 さらに「僕は人間というものに興味があります。なにが人間たらしめるのか、社会のモラル的な曖昧さに興味を持っているからです。それぞれに葛藤を持っていて、何かのために立ち上がれる強さを持っている。僕は自分の映画に対して、キャラクターが経験していることを観客にも間接的に経験して感じて欲しいと思っています。実際に戦地に行ったり、刑務所に入ったり、彗星が落ちてくるようなことを僕らはリアルで経験することはほぼ無いけれど、それを感じて欲しい。生死がかかった極限状態において、人間はモラル的にどこまでやるのかを自問して欲しいという思いがあります」と、極限状態に置かれているトムとモーを自分に置き換えて、彼らの「突破」を体感してほしいと本作の楽しみ方を語った。

■公開情報
『カンダハル 突破せよ』
10月20日(金)公開
出演:ジェラルド・バトラー
監督:リック・ローマン・ウォー
脚本:ミッチェル・ラフォーチュン
提供:クロックワークス、アスミック・エース
配給:クロックワークス
2022年/イギリス/ DCP5.1ch/シネマスコープ/英語/119分/G/原題:Kandahar/字幕翻訳:平井かおり、字幕監修:大久保義信
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公式サイト:klockworx.com/movies/kandahar
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