サリー・ホーキンスが遺骨発掘に向けて奮闘 『ロスト・キング』30秒予告&新場面写真

 9月22日に公開されるサリー・ホーキンス主演映画『ロスト・キング 500年越しの運命』の30秒予告と場面写真が公開された。

 本作は、イギリス・レスターのある駐車場で、500年もの間、行方不明となっていた英国王リチャード三世の遺骨を歴史愛好家の“主婦”が発見したという実話を元にした伝記映画。『あなたを抱きしめる日まで』や『クィーン』など英国王室にまつわる映画を手がけてきたスティーヴン・フリアーズが監督を務め、『シェイプ・オブ・ウォーター』のホーキンスが主演を務めた。別居中の夫を演じたスティーヴ・クーガンは、ジェフ・ホープと共に脚本を担当。そのほか、『天才作家の妻 40年目の真実』のハリー・ロイド、『ゲーム・オブ・スローンズ』のマーク・アディらが共演に名を連ねた。

 フィリッパ・ラングレーは職場で上司に理不尽な評価を受けるも、別居中の夫からは生活費のために仕事を続けるよう促され、苦悩の日々を過ごしていた。ある日、息子の付き添いでシェイクスピアの『リチャード三世』を観劇したことで、彼女の人生は一変。悪名高き王・リチャード三世も自分と同じように不当な扱いを受けてきたのではないかと疑問を抱いたフィリッパは、彼の真の姿を探し求め、歴史研究に没頭していく。

映画『ロスト・キング 500年越しの運命』30秒予告

 公開された30秒予告は、フィリッパ(サリー・ホーキンス)の「私が彼を見つける」というセリフから始まる。そして、彼女の幻が作り上げたリチャード三世が現れたことをきっかけに、リチャード三世の遺骨探しに没頭する様子が映し出されている。

 場面写真では、エディンバラ郊外のスコットランド国立鉱業博物館で撮影された発掘現場となった社会福祉事務所の駐車場でのシーンや、フィリッパがリチャード三世の遺骨発掘に向けて奮闘する姿、フィリッパとリチャード三世がベンチで語り合っている様子、フィリッパの空想の世界でフィリッパと馬に乗ったリチャード三世が対面している様子などが切り取られている。

 発掘現場となった社会福祉事務所の駐車場でのシーンは、エディンバラ郊外のスコットランド国立鉱業博物館で撮影された。しかし、レスターの伝統的な赤レンガはスコットランドのその地域にはなく、また穴を掘ってセットとしてリアルに表現できる場所を探すことは、簡単な作業ではなかったという。スタッフが努力を重ねて作り上げた撮影現場には、フィリッパ本人も訪れ「まるで駐車場に戻ってきたような感じだった」とその再現度に太鼓判を押している。また、親密に語り合うフィリッパとリチャード三世のシーンについて、製作のクリスティーン・ランガンは「フィリッパの旅にはテーマとメタファーがあり、リチャード三世は彼女にとって象徴的な存在になっている。だからこそ、この作品は豊かで、普遍的なものになる。私たちには誰でも、すばらしい旅を導いてくれるリチャード三世がいるはず」と語っている。

■公開情報
『ロスト・キング 500年越しの運命』
9月22日(金)より、TOHOシネマズ シャンテほか全国公開
監督:スティーヴン・フリアーズ
脚本:スティーヴ・クーガン、ジェフ・ポープ
出演:サリー・ホーキンス、スティーヴ・クーガン、ハリー・ロイド、マーク・アディ
提供:カルチュア・エンタテインメント
配給:カルチュア・パブリッシャーズ
2022年/イギリス/英語/108分/ビスタ・サイズ/リニアPCM5.1ch/原題:The Lost King/日本語字幕:松浦美奈/映倫区分:G
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公式Twitter:@thelostking0922

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