“演じることの楽しさ”が米澤大地に全部吹き込まれている

――藤原さんが今感じている、俳優業ならではの面白さや難しさを教えてください。

藤原：いっぱいあるんですけど、まず俳優業は朝早いです（笑）。でも、毎朝早く起きるので健康的になるんですよね。それから、テレビで観るとちょっとしたシーンでも、「こんなに時間がかかるんや」とか、「いろんな角度から撮らないといけないのか」とか、僕もそこまで経験がない分、新鮮に感じるところもあります。あとは台本を読んだときに、相手がどういうニュアンスで、どういう雰囲気で、どういう動きで演じられるのかなって想像するんですけど、実際、現場で自分の考えと真逆のことが起きたときには、「そういう引き出しがあるんや！」と勉強にもなるし、発見が多いです。

――「俳優業をもっとやりたい」と“欲”みたいなものも生まれましたか？

藤原：今、この現時点では「米澤大地を最終話までどう演じるか」を考えていて、「もっと演じてみたい」という欲はまだないです。“欲”や“演じることの楽しさ”が今、米澤大地に全部吹き込まれているので、この作品が終わったときに、「またやりたいな」「作品に出たいな」って思うのかもしれないです。

――ちなみに、もしなにわ男子のメンバーみんなでペンディングトレインに乗ってしまったら、どんな生活になりそうですか？

藤原：もし7人で飛ばされたら、現実を受け止められなくて、みんなでまずは笑っちゃいそうです。「もう帰れない」とは考えずに、「なにわ男子が未来に行っちゃって、帰ってきました！」と言われたときのために、「どんな話する？」「記者会見の練習しようぜ」みたいな（笑）。でも、ご飯担当は大橋（和也）ですね。お腹が空いたら、まずはリーダーの大橋が毒見して、「イケる」となってからみんなが食べる。ファーストペンギンは、たぶん大橋だと思います（笑）。

――藤原さんは、どんな活躍を？

藤原：最年長なので、いろいろと先陣を切ろうかなと。あとはやっぱり『ペンディングトレイン』に出てたっていうことで、マウントを取れるかなと思います。「俺、ペンディング経験あるから。お前ら、ないやろ？　俺は1回、2、3カ月もペンディングしちゃってるから、何でも聞いて」って（笑）。そこで意見交換とかをして、みんなが今までに演じてきた作品で得た知識を言い合ったりするかもしれないですね。

■放送情報
金曜ドラマ『ペンディングトレイン―8時23分、明日 君と』
TBS系にて、毎週金曜22:00～22:54放送
出演：山田裕貴、赤楚衛二、上白石萌歌、井之脇海、古川琴音、藤原丈一郎（なにわ男子）、日向亘、片岡凜、池田優斗、金澤美穂、宮崎秋人、村田秀亮（とろサーモン）、志田彩良、白石隼也、大西礼芳、坪倉由幸（我が家）、山口紗弥加、前田公輝、濱津隆之、杉本哲太、松雪泰子
脚本：金子ありさ
演出：田中健太、岡本伸吾、加藤尚樹
プロデューサー：宮﨑真佐子、丸山いづみ
編成：吉藤芽衣、平岡紗哉
製作：TBSスパークル、TBS
©︎TBS
公式サイト：https://www.tbs.co.jp/p_train823_tbs/
公式Twitter：＠p_train823_tbs
公式Instagram：p_train823_tbs