『世にも奇妙な物語’23 夏の特別編』6月17日放送決定 池田エライザが大学生役で初主演

 『世にも奇妙な物語’23 夏の特別編』がフジテレビ系『土曜プレミアム』にて6月17日21時から放送されることが決定し、4つの“奇妙な”エピソードの1つ『視線』で池田エライザが初出演にして初主演を務めることが発表された。

 1990年4月にレギュラードラマとして放送が開始され、その後は特別編という形で年に2度放送を続けるスタイルで、これまで各時代を代表するような作家や脚本家と俳優を掛け合わせることによって、奇妙な物語の世界観を作り出してきた『世にも奇妙な物語』シリーズ。今夏もおなじみのストーリーテラー・タモリと豪華キャストが視聴者を“奇妙な世界”へといざなう。

 4つの“奇妙な”エピソードのうちのひとつ『視線』でシリーズ初出演ながら主演を務める池田が演じるのは、大学4年生の新谷杏奈。この役を演じるにあたり池田は「作品の中で迷子になってしまうほどのめり込んでしまおうという心づもり」「登場するすべての方々と協力せねば成り立たないという難易度」とコメントしている。

 新谷はいつも通り授業を受けていると、通路を挟んだ席に座る学生がこちらをじっと真顔で凝視していることに気づく。怖くなり友人に助けを求めようと振り返ると、大教室にいる全員の視線が自分に向けられていた。杏奈は尋常ではない視線の数に恐怖を覚え、教室を飛び出すが、廊下でも学生全員の視線を感じる。急いで家に帰る杏奈だが、街中でも一人残らず自分を見つめてくる。翌日もその場にいる全員からの視線を感じる杏奈は誰とも目が合わないようにうつむいていたが、唯一自分から視線を外す同じ4年生の城琢磨を見つけ……。

 物語の鍵を握る大学生・城琢磨を演じるのは、醍醐虎汰朗。醍醐が『世にも奇妙な物語』に出演するのも今回が初となる。また、杏奈の母親役を、『エヴァンゲリオン』シリーズの人気キャラクター・アスカなどを演じてきた声優の宮村優子が演じる。宮村のドラマ出演は、2003年に出演した『ラストプレゼント』(NHK)以来、約20年ぶりとなる。

池田エライザ コメント

『世にも奇妙な物語』への出演が決まった時の感想

いつも楽しみに見ていた番組に参加できるということがとても光栄です。上京した高校時代、レンタルして一人で見ることもあったほど、とても好きなシリーズでした。『世にも奇妙な物語』の主人公として選んでいただけたからには、作品の中で迷子になってしまうほどのめり込んでしまおうという心づもりです。

台本を読んでみての感想

登場するすべての方々と協力せねば成り立たないという難易度に、とてもひかれました。すべての視線が集まる中で、人間がどういう心理状況に陥るのか考える時間はとても面白かったです。

番組を楽しみにしている視聴者へメッセージ

さまざまな作品が立て続けで放送されるこの番組の中で“視線”という作品は、とても人間の深層心理に訴えかける役目があったと感じています。楽しみつつ、“もし自分だったら…?”と考えながら見ていただけたら、より楽しんでいただけると思います。お楽しみに!

松木創(演出)コメント

普段は、通行人役のエキストラさんが主役を見てしまうと撮り直しになるのですが、今作は全員が一瞬足りとも主役から目を離しちゃいけないという、まさに"奇妙な"現場で、なかなか大変でしたが、見たことの無い映像を実現できたと思います。池田エライザさんは映像演出もなさっていて、監督と役者の両方の気持ちが分かる人なので、撮影中も高いレベルでのディスカッションができ、楽しかったですね。『世にも奇妙』ホラー担当の私にしては珍しく感動シーンがあるのですが、計算された見事なお芝居でした。極私的には、宮村優子さんとご一緒できたのが、ちょっと夢がかなった気分でしたね。なにせあのアニメの長いファンなので。

■放送情報
土曜プレミアム『世にも奇妙な物語’23 夏の特別編』
フジテレビ系にて、6月17日(土) 21:00~23:10放送
ストーリーテラー:タモリ

『視線』
出演:池田エライザ、醍醐虎汰朗、宮村優子ほか
脚本:エバラコウキ
演出:松木創
編成企画:渡辺恒也、狩野雄太、長嶋大介
プロデュース:中村亮太、村木美砂
制作:フジテレビ
制作著作:共同テレビ
©フジテレビ
公式サイト:https://www.fujitv.co.jp/kimyo/
公式Twitter:https://twitter.com/yonimo1990

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