井浦新、大河ドラマ『光る君へ』で藤原道隆役に 「個性的な道隆を演じてみたい」

 吉高由里子が主演を務める2024年のNHK大河ドラマ『光る君へ』に井浦新が出演することが発表された。

 NHK大河ドラマ第63作目となる本作は、平安中期に、のちに世界最古の長編小説といわれる『源氏物語』を生み出した、紫式部の人生を描く。武家台頭の時代を目前に、華やかにひらいた平安文化の花。きらびやかな平安貴族の世界と、懸命に生きて書いて愛した女性の一生に挑戦する。紫式部役で吉高が主演を務め、藤原道長を柄本佑が演じる。脚本を手がけるのは、『セカンドバージン』(NHK総合)、『恋する母たち』(TBS系)などの大石静。

 井浦が演じるのは、道長(柄本佑)の長兄で、兼家(段田安則)の嫡男・藤原道隆。才色ともに優れており、上品さ、明るさをも兼ね備えた、申し分のない跡継ぎ。権力を弟たちではなく、息子に継がせようと試みる。

 なお、井浦の大河ドラマ出演は、『平清盛』(2012年)に続き、本作が2度目となる。

井浦新(藤原道隆役)コメント

演じる人物の印象と意気込み

藤原道隆は、関白そして内大臣まで務め、娘の定子を一条天皇に入内させて権力の絶頂を極めると同時に、文化芸術を好み、天性の酒豪で、最後は飲み過ぎがたたり急逝したと云われています。冗談ばかり言って気さくな三枚目的な側面と、道長も敵わない威厳や威光を放つカリスマ性だったと『枕草子』に書かれています。型にはまらず豪快に繊細に意気揚々と、個性的な道隆を演じてみたいと思います。

大河ドラマ出演歴・思い出など

『平清盛』で崇徳天皇を演じました。日本三大怨霊のひとりとして演じることが決まるずっと前から魅力を感じ、お墓や史跡に参っていた人物でした。なので、ただ演じるのではなく、自分の身体を使い崇徳院の御霊を癒し寄り添い神事だと思いながら演っていました。撮影はもちろん、崇徳院の跡を巡る番組なども作っていただき、記憶に残るかけがえのない経験をさせていただきました。

およそ1000年前の華やかな京都を舞台に演じる楽しみ

前回も今回も平安時代に呼ばれました。前回身につけた所作は、日常でも活かされる場面があります。今回もしっかり身につけて突き詰めたいです。そして平安世界のセットが素晴らしかったので、また今回もセットの凄まじさを堪能したいと思います。

古都京都の印象や思い出

京都では下鴨神社で写真展を開催させていただいたり、祇園祭や鞍馬の火祭り、寺社仏閣や手仕事など興味のある世界をオフィシャルで撮影させていただいたことがあります。京都国立博物館の文化大使を務めていた時期もありました。京都の歴史と文化芸術は大好きです。

■放送情報
『光る君へ』
NHK総合にて、2024年1月より放送予定
出演:吉高由里子、柄本佑、岸谷五朗、国仲涼子、高杉真宙、段田安則、三石琴乃、井浦新
作:大石静
制作統括:内田ゆき、松園武大
プロデューサー:大越大士、高橋優香子
広報プロデューサー:川口俊介
演出:中島由貴、佐々木善春、中泉慧、黛りんたろうほか

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