森本慎太郎は“アツさ”を体現する俳優だ 『だが、情熱はある』山里亮太役も納得の演技力

 4月クールのドラマが続々と発表されはじめている今日この頃。新日曜ドラマ『だが、情熱はある』(日本テレビ系)の放送決定に伴うキャスト発表は、各界隈のファンをざわつかせた。

King & Prince 髙橋海人&SixTONES 森本慎太郎、『だが、情熱はある』で若林役&山里役に

4月にスタートする日本テレビ系新日曜ドラマ『だが、情熱はある』の主演キャストとして、オードリーの若林正恭役をKing &…

 同ドラマは、テレビで見ない日がない売れっ子芸人・オードリーの若林正恭と南海キャンディーズの山里亮太の半生を題材にした作品。

 芸人としての活躍を夢見るも、日の目を見ない時代が長く、「M-1グランプリ」をきっかけにブレイクするも、売れたことにより新たな負の感情を抱くようになった若林と山里。そんな「負の感情を笑いにしよう」と2人が結成したのが、ユニット「たりないふたり」だ。そんな「たりないふたり」は、根強いファンを抱え、2021年5月31日に行われた無観客配信は5万5000人超の観客を集客。このライブをもって、ユニットとしての活動は幕を閉じた。

 そんなふたりの実話に基づいて描かれる『だが、情熱はある』で、南海キャンディーズの山里亮太役に抜擢されたのは、なんとSixTONESの森本慎太郎だった。

 森本といえば、とにかく明るい性格と、口を大きく開けてニカーっと豪快に笑う姿が印象的。2022年には、そんな持ち前の“らしさ”を生かした2つのキャラクターを演じ、役者としてのキャラ付けを確立したように思える。

 まず1作目が、2022年4月クールで放送された水10ドラマ『ナンバMG5』(フジテレビ系)での大丸大助役。大丸は、主人公・難破剛(間宮祥太朗)の恋敵であり、親友という役どころ。ヤンキー一家の家族の前では、金髪・特攻服姿の剛が、通学途中で黒髪のウィッグと校則通りの学ランに着替え、真面目な生徒として通うことを「理解ができない」「嘘をつくなんて」と怒る、真っ直ぐな姿が印象的だった。さらに元気が取り柄で、身体能力の高さを活かした喧嘩をする大丸は、自身も身体能力が高い森本だからこそできた役。本人のアツさを倍増させたかのような硬派で心優しい大丸は、視聴者の心をスカッとさせてくれる存在だった。

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 もう1つ、2022年に森本が出演したドラマといえば、日本テレビ系情報番組『ZIP!』内にて放送されたドラマ『泳げ!ニシキゴイ』。同作で森本は、史上最年長で「M-1グランプリ
」王者となったお笑い芸人・錦鯉の長谷川雅紀の10代後半から現在までを見事に演じ切った。

 森本が演じた長谷川といえば「こーんにちはー!」と両掌を前に差し出し、大きな声で挨拶をする、少しおバカで単純な人物。50代とは思えない、真っ直ぐな目と純粋さを持っている人物。そんな長谷川を、森本はスキンヘッド姿で目と口を大きく開いたり、コロコロと表情を変えたりしながらパワフルに表現。“陽”のオーラで通学・通勤前のお茶の間にポジティブなパワーを届けていた。

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 さらに森本は、2023年1月期に4週連続で放送された、小説家・江戸川乱歩の誕生秘話を描いたドラマ『探偵ロマンス』(NHK総合)にも出演。「新聞記者として絶対に売れる! 成り上がる!」というアツい思いを持った、帝都新聞の記者・梅澤潤二を演じた。

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