紀里谷和明監督最新作『世界の終わりから』の公開日が4月7日に決定し、第1弾予告編と追加キャストが発表された。

　『CASSHERN』（2004年）で監督デビュー以降、江口洋介主演の『GOEMON』（2009年）、クライヴ・オーウェン、モーガン・フリーマンら共演のハリウッド映画『ラスト・ナイツ』（2015年）などを手がけてきた紀里谷監督。自身の想いを全て注ぎ込み、最後の作品として長編作品に選んだのは、世界を救うため奔走する一人の女子高生の物語。これまでの男性主人公作品とは異なり、不安な未来を必死に生きようとする女子高生が主人公の作品になっている。

　高校生のハナは、事故で親を亡くし、学校でも居場所を見つけられず、生きる希望を見出せずにいた。ある日突然訪れた政府の特別機関と名乗る男から自分の見た夢を教えてほしいと頼まれる。心当たりがなく混乱するハナだったが、その夜奇妙な夢を見る。主人公のハナをNHK連続テレビ小説『おかえりモネ』や映画『さがす』などの伊東蒼が演じる。

　ハナを支える政府の特別機関に所属する江崎役には毎熊克哉、政府の特別機関の同僚・佐伯役には朝比奈彩、物語の重要な鍵を握る少女・ユキ役には増田光桜が決定。そのほか、冨永愛、高橋克典、北村一輝、夏木マリ、市川由衣、映画監督の岩井俊二、お笑い芸人の又吉直樹らが出演する。

　映像初公開となる第1弾予告編は、紀里谷監督自らがディレクションを手がけた。映し出されるのは、素早いカッティングでつながれた過去なのか現在なのか未来なのかわからない不思議な世界。その映像に伊東演じるハナの「こんな世界終わっちゃえば良い！」という強烈な心の叫びがのせられている。

■公開情報
『世界の終わりから』
4月7日（金）全国公開
監督・脚本：紀里谷和明
出演：伊東蒼、毎熊克哉、朝比奈彩、増田光桜、岩井俊二、市川由衣、又吉直樹、冨永愛、高橋克典、北村一輝、夏木マリ
配給：ナカチカ
製作：KIRIYA PICTURES　
制作プロダクション：ブースタープロジェクト、ポリゴンマジック
©2023 KIRIYA PICTURES
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