鈴木保奈美、『ちむどんどん』登場2分で残した強烈なインパクト 「笑顔が逆に怖い!」

 7月25日に放送された『ちむどんどん』(NHK総合)第76話では、鈴木保奈美演じる、和彦(宮沢氷魚)の母・重子が初登場。本作一と言っても過言ではないほど、癖の強い人物像に注目が集まった。

 第75話において、やんばるで偶然出会い、結婚を決めた和彦と暢子(黒島結菜)。2人が沖縄に揃うのは十数年ぶりだ。当時、和彦は民俗学者である父・史彦(戸次重幸)と2人だけで研究旅行に来ていて、そこには母親である重子の姿はなかった。

 どうやら史彦亡き後も和彦は重子と長らく上手く付き合えていないようで、暢子との結婚報告をためらう和彦。意をけっして連絡を取ると、重子は意外にも「ぜひお会いしたいから連れていらっしゃい」と快く訪問を受け入れてくれた。

 しかし、結婚あいさつ当日、重子は張り付いたような笑顔で暢子を迎える。暢子が「サーターアンダギーです」とお土産を渡すと、「さーたーあんだぎーさん! さーたが苗字?」と惚けてみせる重子。慌てる暢子に「楽しいお嬢さんね」と好意的な反応を示したかと思えば、すぐさま笑みを浮かべたままで「結婚は許しません」と2人に告げた。

 本格登場からわずか2分。この間に強烈なインパクトを残した重子に、「ラスボス感が凄い」「謎が多すぎる」「笑顔が逆に怖い!」と恐れおののく視聴者が相次いだ。ちなみに重子はオルゴールと詩人の中原中也が好きとのこと。大きな邸宅で使用人と2人で暮らすほどのお嬢様で、教養も兼ね備えた重子。一方、暢子は幼い頃から貧しい家庭で育ち、勉強も得意ではない。生きてきた環境も性格も真逆な重子と暢子がどんな嫁姑バトルを繰り広げるのか見ものだ。

■放送情報
連続テレビ小説『ちむどんどん』
総合:午前8:00〜8:15、(再放送)12:45〜13:00
BSプレミアム・BS4K:7:30〜7:45、(再放送)11:00 〜11:15
※土曜は1週間を振り返り
主演:黒島結菜
作:羽原大介
語り:ジョン・カビラ
沖縄ことば指導:藤木勇人
フードコーディネート:吉岡秀治、吉岡知子
制作統括:小林大児、藤並英樹
プロデューサー:松田恭典
展開プロデューサー:川口俊介
演出:木村隆文、松園武大、中野亮平ほか
写真提供=NHK

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