オーストラリアの渇いた広大な大地が エリック・バナ主演『渇きと偽り』ポスター&予告編
エリック・バナ主演映画『渇きと偽り』のポスタービジュアルと予告編が公開された。
物語の舞台となるのは、1年近く雨が降っておらず干ばつに喘ぐ、閉鎖的な架空の田舎町。メルボルンの連邦警察官アーロン・フォークは旧友であるルークの葬儀に参列するため、20年ぶりに故郷に帰ってきた。自ら命を絶つ前に自身の妻と子供を殺したとされるルークは、10年以上も干ばつが続き、狂気に襲われたこの土地の犠牲者だと思われていた。気が進まないながらも、町にとどまって捜査を行うことにしたフォークは、自身の古傷となっている、当時17歳のエリー・ディーコンの死に向き合うことになる。フォークは、数十年も離れて起こった2つの犯罪はつながっているのではないかと疑う。ルークの無実だけでなく、自身の無罪を証明すべく奔走するフォークは、彼に向けられた偏見や、怯えた住人たちが抱える鬱屈とした怒りと戦うことになる。果たして、ルークは本当に家族を殺したのか。そして過去の未解決事件の犠牲者、エリーの死の真相とは。
公開されたポスターには、物語の舞台となる干ばつに襲われた町の渇いた大地が主役となり、バナ扮する主人公・フォークとその相棒となる警官・レイコーが事件を捜査する様子が。「本当にお前が殺したのかーー」というキャッチコピーが添えられている。
あわせて公開された予告編でもまず目に飛び込んでくるのは、渇ききったオーストラリアの広大な大地。長い間雨が降らず異様な雰囲気に包まれた町で、フォークは親友ルークが起こしたとされる一家心中事件の捜査を始めるが、それはやがて自身とルークの身に降りかかった過去の事件を思い起こすこととなる。疑惑の目を向けられながらも真相を追い求めるルークだが、「この町で真実を見つけられるとでも?」「長い間ウソをつき続けると、それが習性になる」という意味深なセリフから、町の人々も皆なにかしらの嘘を抱えていることが仄めかされる。渇き果てた灼熱の町で、一体何が起きているのか。
■公開情報
『渇きと偽り』
9月23日(金)公開
監督:ロバート・コノリー
出演:エリック・バナ、ジュネヴィーヴ・オーライリー、キーア・オドネル、ジョン・ポルソン
原作:ジェイン・ハーパー/青木創 訳『渇きと偽り』(ハヤカワ文庫刊)
配給:イオンエンターテイメント
後援:オーストラリア大使館
2020年/オーストラリア/英語/117分/カラー/シネマスコープ/5.1ch/原題:The Dry/字幕:風間綾平/G
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