寺島しのぶ、『競争の番人』で月9初出演 「早くボスっぽくなれたら良いな」

 坂口健太郎と杏がW主演を務める7月期のフジテレビ月9ドラマ『競争の番人』に、寺島しのぶが出演することが決定した。

 本作は、現在放送中の4月期月9ドラマ『元彼の遺言状』(宝島社)の原作者である作家・新川帆立が、『小説現代』(講談社)で連載している同名小説を映像化するもの。これまでドラマとして描かれることがなかった「公正取引委員会」が舞台となる。

 坂口演じる天才で理屈っぽくひねくれ者の小勝負勉と、杏が演じる実直で感情のままに行動する元刑事の白熊楓が、公正取引委員会・第六審査、通称“ダイロク”の職員として、独占禁止法に関わる違反行為を取り締まり、経済活動における自由で公正な競争の場を守るために目を光らせる「競争の番人」として、談合やカルテルなど不正を働く企業の隠された事実をあぶり出していく。

 寺島が演じるのは、小勝負や白熊が所属する公正取引委員会の第六審査長・本庄聡子。もともと、公取委には第一審査から第五審査までが存在しており、小勝負や白熊がいる第六審査は公取委の可能性を広げるために本庄が新たに立ち上げたチーム。そして本庄は、謎多き小勝負の過去を知る唯一の人物でもある。突然公取委に来ることになった新人の白熊に対して「小勝負くんのこと、お願いね」と託す本庄。“ダイロク”を立ち上げた本庄の狙い、小勝負との関係は……。

 公取委が調査する上で、重要事項の決断は、公取委のトップにいる委員長と4人の委員の議決で決められる。そのため、大きな企業の捜査などは委員会での承認が必要。普段は物腰穏やかで上品な本庄だが、小勝負や白熊が企業の不正を暴く証拠を見つけるため、委員会のトップを自ら説得するなど“競争の番人”として内側には誰よりも熱い正義心がある。さまざまなトラブルに見舞われるダイロクを要所要所できっちりとまとめあげる第六審査長・本庄によって物語の展開がさらに加速し、痛快に進んでいく。

 寺島のフジテレビドラマへの出演は、『悪魔の手毬唄~金田一耕助、ふたたび~』(2019年)以来で、月9ドラマへの出演は今作が初となる。

寺島しのぶ コメント

出演オファーを受けた時の率直な感想

このドラマをお受けする以前は公正取引委員会についてほとんど知識がなかったです。セリフが専門用語で難しくないといいなと思いました。“月9ドラマ”への出演は初めてです。今作のような群像劇はチームワークが必要になるので、共演者の皆さんと仲良くできれば良いなと考えています。

台本を読んだ感想

1話を読んだら2話が気になるし、2話を読めば3話が知りたくなるように上手に書かれた台本だと感じました。公正取引委員会を知らない方たちにとっても“みんな知らないよね?”と教えてくれるような内容になっているので、視聴者の皆さんを置いて行かないように作られているなと思いました。私も読んで“こういうことなんだ!”と分かるので助かっています(笑)。

本庄を演じることについて

本庄は審査長で、他のダイロクのメンバーと違ってバディを組んでの動きはしません。でも、そんなメンバーの動きを全て把握していて、要所要所にパッと現れてかっこいいことを言うんです。早くボスっぽくなれたら良いなと思っていますが、なかなか難しいんです(笑)。まだまだ満足するまでには至っていないです。ダイロクを立ち上げた本人で、小勝負の過去も知っているようですが、それが何なのか? 一番しっかりしていなくてはいけないので、今も模索している最中ですね。

坂口健太郎&杏の印象

お二人とも初めてご一緒するのですが、こういうキャラクターだというのをとてもわかりやすく演じていると思います。それぞれの役割がハッキリしていないと面白くないと思うので、そういう意味ではお二人だけでなく、ダイロクのみんながしっかりと役を全うしていますね。

視聴者へのメッセージ

公正取引委員会ってこんな事をしているんだということが、とても痛快に描かれています。台本が難しく考えなくても楽しく読めるので、映像になっても視聴者の皆さんに楽しくお付き合いいただけると思います。ぜひご覧になってください!

プロデュース・野田悠介(フジテレビ第一制作部)コメント

寺島しのぶさん演じる本庄聡子は、陰ながらダイロクのメンバーを支え、失敗しても責任を取ってくれる審査長です。本庄には強い信念とやり遂げたいことがあります。ダイロクをなぜ立ち上げたのか、本庄がやり遂げたいこととは? 物語が進むにつれ、そのベールが明かされていきます。本庄が抱えている心の内はまだダイロクのメンバーは誰も知らない。複雑な本庄の現在と過去、この二つを演じ分けられ、芯の強さと優しさを兼ね備えた本庄を演じられるのは寺島さんしかいないと思いお願いをしました。本庄審査長率いるダイロクメンバーを、是非お楽しみに!

■放送情報
『競争の番人』
フジテレビ系にて、7月スタート 毎週月曜21:00~21:54放送
出演:坂口健太郎、杏、小池栄子、大倉孝二、加藤清史郎、寺島しのぶ ほか
原作:新川帆立『競争の番人』(講談社)
脚本:丑尾健太郎、神田優、穴吹一朗、蓼内健太
演出:相沢秀幸、森脇智延
プロデュース:野田悠介
制作・著作:フジテレビ
(c)フジテレビ
公式サイト:https://www.fujitv.co.jp/kyosonobannin/
公式Twitter:@kyoso_fujitv
公式Instagram:@kyoso_fujitv

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