一方、桐沢（木村拓哉）と折原（満島ひかり）は、西条を巡る暴力事件を通じて、さらに仲を深めていた。いじめられていた生徒に優しく接する桐沢の姿を見て、折原は心をときめかせる。まさに甲斐（安田顕）に話していた「ドキッとするような顔」である。そこからの折原は発言も大胆に。「桐沢さんみたいな人だったらよかったのに」「圭太（川原瑛都）がまた来てほしいって。一緒にご飯食べたいみたい。楓（滝沢カレン）もこの間楽しかったみたいだし、私も嬉しかったし」と後者に至っては、すでに恋する乙女の表情である。折原自身も自覚している「すぐ感情が溢れちゃって、思ったこと口に出しちゃう自分の性格」がしっかり機能している。ちなみに個人的には、桐沢が担任の大野（富田靖子）に囁き声の色仕掛けで西条の住所をゲットするシーンはクスッと笑ってしまう名場面であった。

　いよいよファイナルラウンドが迫ってきた『未来への10カウント』。第8話では、ボクシング部を離れる西条、さらに桐沢と折原の恋もクライマックスに突入。折原は桐沢へ「圭太のお父さんになってもらえませんか」と告げる。

※高橋海人の「高」は「ハシゴダカ」が正式表記。

■放送情報
『未来への10カウント』
テレビ朝日系にて、毎週木曜21:00～21:54放送
出演：木村拓哉、満島ひかり、安田顕、高橋海人（King & Prince）、山田杏奈、村上虹郎、馬場徹、オラキオ、坂東龍汰、佐久本宝、吉柳咲良、櫻井海音、阿久津仁愛、大朏岳優、山口まゆ、三浦りょう太、富樫慧士、八嶋智人、市毛良枝、富田靖子、内田有紀、生瀬勝久、柄本明
脚本：福田靖
演出：河合勇人、星野和成
ゼネラルプロデューサー：横地郁英
チーフプロデューサー：黒田徹也
プロデューサー：川島誠史、都築歩、菊池誠、岡美鶴
音楽：林ゆうき
制作協力：アズバーズ
制作著作：テレビ朝日
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