Bパートでは3回目のループを迎えた慎平視点で物語が進行していく。今までのように葬儀を進行させる慎平だが、ここで小早川一家が3人とも影であることが明らかになった。どうやらすでに3人とも亡くなっているようだ。本当にそうであるならばどのタイミングで入れ替わったのだろうか。

　そして収骨までの1時間の間に情報を集めることにした慎平。「『影の病』を知っているか？」「胸の大きい女性を見たか？」の2つの質問を聞いて回ると、影とひづるの存在は誰もが知っていた。ひづると早急に接触を図りたい慎平は、アランからひづるに渡されたという暗号が書かれた紙を受け取るのだった。南雲竜之介のファンでもある慎平にとって、著書にも登場する暗号を解読するのはお手のもの。解読した電話番号にかけると出たのはひづるではなく、根津銀次郎だった。

　その一方でひづるは男子トイレの個室でアランの影と対峙していた。有無を言わさずハンマーで影を叩き潰すひづるの戦闘力は半端ない。なかなかショッキングな映像ではあったが、かなりの迫力があった。

　根津と接触を果たすことに成功した慎平。そこにひづるも合流し、2回目のループでひづるから言われた通り自分の名前を名乗ったのだが、ファンであることを隠しきれない慎平とひづるのやり取りが微笑ましかった。そこで何も知らないはずのひづるから衝撃のひと言が告げられる。「つまり、キミはタイムトラベラーだ」。自分の理解者がいるのといないのとでは、この先の行動のしやすさにも影響が出てくるだろう。影の対処法を知っているひづるの存在は慎平にとって誰よりも心強いはずだ。タイムリミットが迫るなか、24日までに影の存在を突き止め、夏祭りの惨劇を止めることができるのだろうか。

■放送情報
『サマータイムレンダ』
TOKYO MX・BS11にて、毎週木曜24:00～放送
関西テレビにて、毎週木曜26:55～放送
アニマックスにて、毎週土曜20:00〜放送
J：テレにて、毎週月曜25:00～放送
原作：田中靖規（集英社ジャンプコミックス刊）
監督：渡辺 歩
シリーズ構成：瀬古浩司
キャラクターデザイン：松元美季
アニメーション制作：オー・エル・エム
制作：小学館集英社プロダクション
声の出演：花江夏樹、永瀬アンナ、白砂沙帆、日笠陽子、浦山迅、小野賢章、河瀬茉希、大塚明夫、玄田哲章、上田燿司、小西克幸
(c)田中靖規／集英社・サマータイムレンダ製作委員会