山田裕貴が本多忠勝、杉野遥亮が榊原康政に 『どうする家康』新キャストが会見

 2023年NHK大河ドラマ『どうする家康』の出演者発表会見が4月15日に開かれ、主演を務める徳川家康役の松本潤、さらに新キャストである大森南朋、山田裕貴、杉野遥亮、板垣李光人、音尾琢真、広瀬アリス、山田孝之、松重豊が登場した。

 NHK大河ドラマ第63作目となる本作は、ひとりの弱き少年が、乱世を終わらせた奇跡と希望の物語。誰もが知る歴史上の有名人・徳川家康の生涯を新たな視点で描き、脚本を『コンフィデンスマンJP』シリーズなどの古沢良太が担当する。

 2021年11月には「どうする!」と家康に決断を迫る物語の中でも重要な役割を担う人物を演じる岡田准一、有村架純、ムロツヨシ、阿部寛、野村萬斎の5名が発表された。今回アナウンスとなったのは、家康とともに“どうする?”と考え、困難を乗り越える「チーム家康」。その家臣団のリーダーで家康の叔父にあたる酒井忠次を大森が演じ、山田裕貴は“ただ勝つ”と名付けられた戦国最強武将の一人・本多忠勝役を務める。

 今回が大河ドラマ初出演となる杉野が演じるのは、徳川家臣団のクールな貴公子・榊原康政。『青天を衝け』での徳川昭武役も記憶に新しい板垣は、井伊谷からやってきた美少年・井伊直政役を務める。

 “徳川ラブ”と明るく熱い忠義者・鳥居元忠を演じるのは音尾。その“徳川ラブ”は早くもカメラに向けた指ハートにて表されていた。

 「チーム家康」の紅一点で、激動期の家康を支えた2代将軍・秀忠の母「於愛の方」を大河ドラマ初出演となる広瀬。忍者ではないが、忍者の代表という絶妙な役柄でもある服部半蔵/正成を山田孝之、そして今回で大河ドラマへの出演は5回目となる松重は、古参の家臣で、家康が最も信頼する常識人・石川数正を演じる。

 なお、ほかにも大久保忠世役に小手伸也、平岩親吉役に岡部大、鳥居忠吉役にイッセー尾形が同じ「チーム家康」として発表されている。

 今回の会見はマスコミ向けにリモートで行われ、キャスト陣が円を描く討論会的なセットで趣向を凝らした一風変わった内容となった。「チーム家康」が一堂に会するのはこの会見の場が初。そんな楽しげなムードも手伝ってか、座長の松本が明かした『どうする家康』の自腹での食事孫(ケータリング、お弁当など)を立候補したことに質問は集中。松本に「どんなメニューを希望するか」という問いには、松重が「どういう会見なんだよ、これ!(笑)」とツッコミながらも「カレーかな」とお茶目にリクエストしていた。

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