『ドライブ・マイ・カー』が世界を席巻 濱口竜介監督特集
映画監督・濱口竜介の名前が世界を轟かせている。共同脚本に参加した黒沢清『スパイの妻』がヴェネチア国際映画祭で銀獅子賞(監督賞)を受賞、『偶然と想像』が第71回ベルリン国際映画祭で銀熊賞を受賞、そして、第94回アカデミー賞において、日本映画として初の作品賞ノミネートとなった『ドライブ・マイ・カー』。しかし、濱口竜介の作家としての力はこの数年で急激に伸びたものでもなければ、誰も知ることのなかったものでもない。インディペンデントで制作された『PASSION』、『親密さ』、そして『ハッピーアワー』において、ひとつの到達点に彼は達していた。日本映画史、いや世界の映画史に名前を刻む濱口竜介とは一体どんな作家なのか。本特集では、『ドライブ・マイ・カー』に至るまでの作品を振り返りながら、その実像に迫っていく。
『ドライブ・マイ・カー』オスカー躍進5つの理由 世界の映画業界の時流と世相を反映
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濱口竜介を“声の作家”として読み解く 初期作から『ドライブ・マイ・カー』に至るまで
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