『鎌倉殿の13人』後鳥羽上皇役は尾上松也 「“ラスボス”と言っても過言ではない」

 NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』の公式Twitterにて、後鳥羽上皇役を尾上松也が演じることが発表された。

(c)SHOCHUKU ENTERTAINMENT

 NHK大河ドラマ第61作目となる本作の舞台は、平安時代後期から鎌倉時代初期。義兄でもある鎌倉幕府初代将軍・源頼朝(大泉洋)にすべてを学んだ二代目執権・北条義時(小栗旬)を主人公に、武士の世を盤石にした彼の生き様、翻弄された周囲の人々を描き出す。脚本を『新選組!』『真田丸』に続き大河ドラマ3作目となる三谷幸喜が手掛ける。

 後鳥羽上皇は、後白河(西田敏行)の孫で第82代天皇。文武に秀でた偉大なる帝王であり、史実では義時に牙をむき、1221年に承久の乱を起こす。

 尾上は主演の小栗とはプライベートでも仲良くしているようで、「『鎌倉殿の13人』で何か一緒にやりたいね」と事前に話していたという。それだけに今回のオファーはうれしかったそうで、「13人の中に私の名前はなく、正直憤りを感じていたわけですが(笑)、まさか最後の最後に後鳥羽上皇としてお話をいただけるとは思ってもいなかったので、非常にうれしかったです」とその喜びを明かした。

尾上松也 コメント

後鳥羽上皇について

みなさんこんにちは。このたび大河ドラマ『鎌倉殿の13人』で後鳥羽上皇を演じることになりました。よろしくお願いいたします。今回の物語では後鳥羽上皇は義時に対しての最後のボス、「ラスボス」と言っても過言ではないと思っております。義時に対して挙兵しまして、最終的には敗北してしまうわけですけれども、最後の大きな壁として義時に立ちふさがり、そして後鳥羽上皇を超えて義時が君主として世を治めていくということになります。物語の中ではとても重要な役どころと思っておりますので、これからどんどん役を掘り下げて深めていきたいと思っております。

オファーを受けて

小栗旬さんがこの大河ドラマに主演されると聞いたとき、ふだんから仲良くさせていただいている身として非常にうれしくて、ドラマを楽しみにしていたところもあります。ちょうど小栗さんがこのドラマの出演が決まったときに、たまたま電話でお話しさせていただく機会があり「『鎌倉殿の13人』で何か一緒にやりたいね」なんて話も実はしていました。でも13人の中に私の名前はなく、正直憤りを感じていたわけですが(笑)、まさか最後の最後に後鳥羽上皇としてお話をいただけるとは思ってもいなかったので、非常にうれしかったです。

楽しみにしていること

今回の大河ドラマの楽しみは何と言っても、三谷幸喜さんの脚本ということで、いつもと違う切り口で義時を描いていらっしゃると思います。個人的に仲良くさせていただいている役者さんもたくさんいらっしゃいますので、その一員になれたことはすごくうれしいですし、楽しみです。みなさんがどのように作品を盛り上げるのかというのをいち視聴者として楽しませてもらいながら、最終的には自分もその一員になれたらなと思っております。

■放送情報
『鎌倉殿の13人』
NHK総合にて、毎週日曜20:00~放送
BSプレミアム、BS4Kにて、毎週日曜18:00~放送
主演:小栗旬
脚本:三谷幸喜
制作統括:清水拓哉、尾崎裕和
演出:吉田照幸、末永創、保坂慶太、安藤大佑
プロデューサー:長谷知記、大越大士、吉岡和彦、川口俊介
写真提供=NHK

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