『ドラゴンボール』新作映画の最新映像公開 世界最悪の軍隊レッドリボン軍も登場

 2022年に公開される映画『ドラゴンボール超 スーパーヒーロー』の最新映像が公開された。

 1984年から『週刊少年ジャンプ』で約10年半にわたって連載された鳥山明の人気漫画『DRAGON BALL』。コミックスは全世界累計発行部数2億6000万部の記録を叩き出し、連載終了後もなお、テレビアニメ、映画、ゲームなど様々なメディアミックスが展開されている。2013年には17年ぶりの劇場版シリーズが復活、2015年に原作者の鳥山原案による新シリーズ『ドラゴンボール超』がスタート。2018年には、記念すべき劇場版20作品目にして『超』シリーズ初となる『ドラゴンボール超 ブロリー』が公開、全世界興行収入135億円超えとなる『ドラゴンボール』史上最大のヒットを記録した。

 『ドラゴンボール超 ブロリー』公開前から本格始動した本企画は、前作の熱気に満ちた興奮を再びファンに届けるため、鳥山が自ら筆を執り、ファン垂涎のエピソードを紡ぎ出す。その壮大なストーリー構成からキャラクターデザイン、セリフの細部に至るまで、徹底的にディテールにこだわった渾身の一作になるという。

 最新映像と新ビジュアルは現地時間10月7日から10月10日に渡って開催中の世界的なポップカルチャーの祭典ニューヨーク・コミコン(New York Comic Con:NYCC)にて行われた本作のパネルディスカッション内で公開された。パネルディスカッションには、英語版の声優を務める、ウィス役のイアン・シンクレア、ブルマ役のモニカ・ライアルが登壇。東京から中継という形で、本作のエグゼクティブプロデューサーを務める集英社の伊能昭夫、プロデューサーを務める東映アニメーションの林田師博が登場した。

映画『ドラゴンボール超 スーパーヒーロー』特別映像PART2

 公開された映像の冒頭では、紫スーツ姿の男が、赤いスーツ姿の男2人に何やら送迎されている。赤と青のマントをつけた黄色いスーツ姿の2人が孫悟空、ベジータ、魔人ブウの姿が映し出されたモニターを見上げている。また、この2人の名前は“ガンマ1号”、“ガンマ2号”だと発表された。

 紫スーツ姿の男が手に持つカップや、赤いスーツの男の胸、ガンマ2号の左腕には、見覚えのある左右対称の赤い三角形の中にRRの文字。これは、シリーズ初期に登場し、悟空が壊滅させた世界最悪の軍隊“レッドリボン軍”のエンブレムだ。伊能から「このキャラクターたちは物語の重要人物」と明かされている。

 映像中盤からはおなじみのキャラクターたちが登場。気を高めている成長した姿のパン、青いエネルギー弾の攻撃を受けるピッコロ、煙から飛び出してくる孫悟空。伊能は「ピッコロがパンに稽古をつけている。意外なキャラが大活躍というのはこのあたりを指します」と5月9日に鳥山明がコメントした部分に言及。スーパーヒーローたちが一体どのような活躍を見せてくれるのか。

 さらにニューヨークの会場には、本作のアフレコを終えたばかりという孫悟空役の野沢雅子、ピッコロ役の古川登志夫からファンに向けたビデオメッセージが到着。野沢は「今までの劇場版とちょっと違うのは、悟飯一家のことも描かれること」と内容に言及。さらに「レッドリボン軍が出てくるんです。嫌ですね、なんて姑息なことをしてくるんだ、許せない」とコメントした。古川は「ものすごいテンション。仕上がりももちろん素晴らしいです。ドラマパートもバトルパートも、それぞれすごいクオリティになってます」と太鼓判。さらにピッコロが活躍するということに対し、「ピッコロは今回出番が多いです。特にパンちゃんに対しては、まるで孫をかわいがるおじいちゃんのようであると同時に、ある場面では師匠のよう。演じていて楽しかった」とアフレコの感想を話した。

 最後に野沢は「世界中のドラゴンボ―ルファンの期待を、遥かに超える作品になっています!」、古川は「鳥山明先生が脚本はもちろん、あらゆる場面で大きく関わってくださっているので、仕上がりがいいのは当然です!」とコメントした。

■公開情報
『ドラゴンボール超 スーパーヒーロー』
2022年公開
原作・脚本・キャラクターデザイン:鳥山明
配給:東映
(c)バード・スタジオ/集英社 (c)「2022ドラゴンボール超」製作委員会
DRAGON BALL公式サイト:dragon-ball-official.com
DRAGON BALL公式Twitter:@DB_official_jp
映画公式Twitter:@DB_super2015

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