上野樹里×風間俊介の“成長”の軌跡が 『監察医 朝顔 新春SP』は物語を繋ぐ重要なスピンオフに

 上野樹里が主演を務める『監察医 朝顔』シーズン2(フジテレビ系)が、1月11日に『新春SP』として放送された。

 昨年末の第9話に続き、2時間尺のオンエアとなった今回は全編新撮。8年前の初々しい朝顔(上野樹里)と桑原(風間俊介)の馴れ初めから、5年前の朝顔の妊娠、出産。現在の朝顔と平の2人旅まで。平(時任三郎)の見る夢の中には中学生の朝顔と母・里子(石田ひかり)も登場し、ラストは最新回の物語へと繋がる見事な構成だ。

 観ていて思い出したのは、2019年のシーズン1の終わりに特別編として放送された『監察医 朝顔 特別編~夏の終わり、そして~』。そこでは警官の桑原がネグレクトの子供を法医学教室に連れ、朝顔が対応するといった2人の初めての出会いが描かれていた。虐待されている子供たちを思い涙を流す桑原に、朝顔がハンカチを差し出し、それがキーアイテムとなって交際へと発展していく。その時に、桑原の朝顔へのアタックは半年に渡ったとされており、その半年の間の出来事が今回『新春SP』では描かれている。

 朝顔は行きつけのもんじゃ焼き「さぶちゃん」で、いつもお好み焼きを注文しては食べきれなかった分を平にお土産として持ち帰っていた。そんな背伸びをしない、庶民派の朝顔に、桑原が誘ったのは高級料理店の「金華園」。朝顔はその店の名前も知らなかったほどだ。事件を通じてまた少し距離を縮めた2人。今度は朝顔から「もんじゃでいいですか?」と、自分一人では多すぎて注文すらしたことがなかった「さぶちゃん」のもんじゃを誘う。嬉しさのあまり思わず涙ぐむ桑原。後の立ち会い出産の際は娘の誕生に号泣だった。シーズン1の第9話で、桑原が「パパはね、もう泣かないって決めたの」とつぐみに語りかける場面があるが、こうして観ていると取り調べの監察官に立ち向かえるほどにたくましくなった現在までの成長が見て取れる。