山田杏奈と山口まゆがW主演! 『犬鳴村』に続く「恐怖の村」シリーズ第2弾は『樹海村』

 2020年2月に公開された映画『犬鳴村』に続く「恐怖の村」シリーズ第2弾のタイトルが『樹海村』に決まり、山田杏奈と山口まゆがW主演を務めることが発表された。

 『犬鳴村』に続き清水崇が監督を務める本作の舞台は、“絶対に行ってはいけない”“入ったら生きては出られない”と噂される富士の樹海。富士の樹海は、今から約1,100年以上前に富士山大噴火で流出した青木ヶ原溶岩流を覆っている広大な森。およそ3,000ヘクタール(東京ドーム約642個分)にもおよぶ樹海には、ツガ、ヒノキ、ハリモミなどが鬱蒼と生い茂り、「緑の魔境」と表現されている。

 本作のW主演に決まった山田は、『ミスミソウ』で映画初主演を果たし、『小さな恋のうた』ではヨコハマ映画祭最優秀新人賞を受賞。今回の主演について山田は、「こういう話(ホラー映画)をやらせて頂くのは初めてなので少し緊張していますが、良い意味でいつもどおりできたらなと思ってます」と、初のホラー映画に前向きな気持ちを明かした。

 一方の山口も、『昼顔~平日午後3時の恋人たち~』(フジテレビ系)でドラマ初出演、『くちびるに歌を』では合唱部員役で歌声を披露し、『下忍 赤い影』では時代劇に出演するなど多岐に渡る活躍している。山口は、『ラビットホラー』に続く清水組2回目の参加であり、「再び清水監督の作品に参加させて頂けること、本当に嬉しく思っています。精一杯努められるよう頑張ります」とコメントしている。

 本作の洋題は、「SUICIDE FOREST VILLAGE」。舞台となる樹海は、海外の有名なYouTuberにより、「世界で最も危ない名所」として世界中から注目を浴び、「SUICIDE FOREST」=「富士の樹海」と認知されるようになった。

 すでに海外進出を見据え、日本版ビジュアルに先駆け、海外版ビジュアル3枚が公開された。ビジュアルの1枚目には、真っ赤に染まった湖に赤の逆さ富士が写っており、2枚目は草の上にいる1匹のテントウムシが描かれている。さらに3枚目では、樹海の中に迷い込み、森の中から天を仰いだかのような構図になっている。

 なお本作は、7月11日にクランクイン。撮影には、新型コロナウイルス対策に万全を期して挑むという。その対策の1つとして、キャストをはじめ、製作部や宣伝部など、本作の製作に携わる可能性のあるスタッフ全員に抗体検査を実施。さらには毎日の検温と行動チェックも行う。また、衣装合わせについても、スタイリストやメイクもマスクとフェイスガード着用で実施するそうだ。さらに、撮影中も1日2回の検温や、衣装・小道具・器材など全ての消毒、セットへ立ち入る人数の制限など、可能な限り感染対策を行って撮影を行うという。

 今回の発表に際し、W主演の山田と山口、清水監督、プロデューサーの紀伊宗之と高橋大典、そして「犬鳴村の村民」からもコメントが到着した。

コメント

山田杏奈

私は全く心霊体験とかがないので、周りのそういう感覚があるかたにお話を聞かせて頂いたりとか、本を読んだりして準備しました。
普段ホラー作品自体もあまりみていなかったのですが、最近は準備の為ホラーばかり見てます。笑
清水監督の作品はもちろん、おすすめしてもらい『シックスセンス』や『降霊』など見ました。
こういう話をやらせて頂くのは初めてなので少し緊張していますが、良い意味でいつもどおりできたらなと思ってます。

山口まゆ

私自身、本当にホラーが苦手で……小さい頃はレンタルビデオ屋のホラーコーナーに少し行っただけで映画のパッケージが目に焼き付いて夜寝れなくなったりと。

でも子役の時にエキストラとして初めて参加した映画作品が、清水崇監督の『ラビットホラー』という作品だったので、こうしてまたお会いできたことに凄く驚き、何かご縁をかあってながら感じております。

再び清水監督の作品に参加させて頂けること、本当に嬉しく思っています。精一杯努められるよう頑張ります。撮影はこれからで緊張や不安も沢山ありますが、キャストやスタッフの皆さんと楽しく頑張れたら良いなと今からとてもワクワクしています。完成を楽しみにして頂けますと幸いです。

清水崇監督

『犬鳴村』では、東映さんが好き勝手な宣伝で暴走してくれましたが、おかげで“まさかの”大ヒット(東映さん談)となり、多くの方々に観ていただけて光栄でした。そしてまた……プロデューサーからの“よし次作れ! すぐ作れ!!”の追い立てに光栄&戸惑いながらも(苦笑)、自粛中の打合せ&執筆、リモートオーディションなどを経て、自信を持って取り組めるテーマの脚本、初々しく未来を感じさせるキャストが整いました。
「村」シリーズ第2弾と呼称される事になった次の題材は、富士の樹海……ともすれば、人の生活臭や歴史の無い地で、前作のようなドラマや恐怖をどこまで追い求められるのか? 猛暑と新型コロナの余波への対策……かつて無い新たな苦戦を強いられていますが、ヒットによるシリーズ化の悪しきルーティーンとならないよう、心して地獄巡りの撮影旅行へ出かけて参ります。
目に見えない恐怖、それによって人が人をどう駆り立てるか?……奇しくも妙なリアリティを孕んでしまった世界に対して、劇作の娯楽映画がどう立ち向かえるか? も見届けられればと思っています。

紀伊宗之プロデューサー

いよいよクランクインします。
『犬鳴村』に続き、
憂鬱で緊張の毎日がまた始まります。

僕たちはたくさんの物語の中から
マジでやばい樹海村を題材に選んだ。
世界的にもチョー有名なこの森は、
はたして神の森なのか?呪いの森なのか?
そして村はどこに?
スタッフ、キャストをはじめとする関係者の無事を心から祈ります。
ほんま心から。

高橋大典プロデューサー

『樹海村』は7月11日クランクインを予定しています。コロナ禍での撮影になりますので、撮影を安全に行うために、感染予防対策のガイドラインを作成し、撮影に参加するすべての方の同意をいただいた上で進めています。現場では準備段階から様々なコロナ対策を実施しています。全スタッフ・キャストに、クランクアップまで計3回の抗体検査を実施し、毎日の検温結果と体調の報告を徹底していただいています。また、打ち合わせや衣装合わせの際も必ずマスクやフェイスガードを着用する等、万全の対策で、これからの撮影に臨みます。

なにぶん初めてのことが多く、試行錯誤を繰り返している毎日ですが、無事作品が完成することを目指し、全力で挑んでまいります。

犬鳴村の村民代表

次の舞台が、あの樹海と聞いてゾッとしています。
なぜなら村民旅行で出掛けた際に行方不明になったものが何人かいて、捜索願いを出していたので……。帰ってこれた村民はちゃんと抗体検査を受けてますので、いつでも出演可能です!

■公開情報
『樹海村』
出演:山田杏奈、山口まゆ
監督:清水崇
脚本:保坂大輔、清水崇
企画プロデュース:紀伊宗之
配給:東映
(c)2021 「樹海村」製作委員会

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