江口洋介、斎藤一役で『るろうに剣心 最終章』続投へ 「2作品を続けて観ると相当な見応え」

 江口洋介が、7月3日公開の『るろうに剣心 最終章 The Final』、8月7日公開の『るろうに剣心 最終章 The Beginning』の2作に出演することが決定した。

 2012年8月25日公開の『るろうに剣心』に始まり、2作の続編が公開され、シリーズ累計の興行収入は125億円以上、観客動員数は980万人を突破している『るろうに剣心』シリーズ。かつては“人斬り抜刀斎”と恐れられたが、新時代の幕開けと共に斬れない刀=逆刃刀(さかばとう)を持ち、るろうの旅を続けていた緋村剣心。そんな時、「人を活かす剣」を唱える神谷道場の師範代・神谷薫や相楽左之助と出会い、穏やかな生活を送り始める。

 今回、本日2月18日の斎藤一の生誕日を記念して、シリーズ1作目から斎藤一役で出演している江口の続投が発表された。斎藤は、元新選組三番隊組長として最大の宿敵である剣心と共に幕末の動乱を生き抜き、明治という新しい時代を迎え警官となり「悪・即・斬」の正義を信念に持つ男。剣心との因縁が残るまま新たな時代で別々の道を歩み始めるが、新たな脅威を前に再び剣心と共に戦いに身を投じていく。

 江口は『The Final』と『The Beginning』両作への出演が明らかとなり、これまでの『るろうに剣心』シリーズ全作品への参加となる。斎藤一は、時には剣心のライバル、時には剣心の頼もしい仲間として刀を振るってきたが、最終章では一体誰に刀を向けるのか。

 1作目から実に8年の時が経ちついにシリーズ最終章となる本作。斎藤一という役を演じ続けてきたことについて、江口は「同じ役を長年やり続けるということはそうないことなのでとても光栄です。その反面、今まで作り上げてきたキャラクターだからこそ逃れられないですし、自由にはできないところが大変でもありましたね。特に、今回は撮影に半年以上掛かり、その間はずっと緊張感を維持しなければいけないので苦労しましたが、撮影したこの画が全て繋がっていくと思うと、これはとんでもない映画になるなと確信しました(笑)」と膨大な時間を費やした撮影を振り返り、「これだけ大人数のスタッフとスケールの大きいセット、大規模な撮影を体験し、改めて『るろうに剣心』という作品の凄さを感じました。スタッフの熱量と意気込みに、こちらも奮い立つという感じでした」と『るろうに剣心』の現場の熱に改めて圧倒された様子を見せた。

 そして、『The Final』『The Beginning』それぞれの撮影について、「かなりエネルギーを使いました。それは『The Final』と『The Beginning』はストーリーや時代が全く違うので、セリフの言い回しやトーンも変わってきます。幕末から明治という新時代になり、剣心や斎藤も世の中の流れとともに変化する様は見所です。その振り幅は、2作品を続けて観ると相当な見応えがあると思います」と2つの時代で描かれる剣心と斎藤の葛藤についても語った。

 そして、斎藤一を捉えた場面写真も公開された。写真は、新田真剣佑演じる上海マフィアの頭目であるシリーズ最恐の敵・縁(えにし)を列車の中で探索するシーン。すでに敵を捉えているかのような斎藤の鋭い眼光、煙草をくわえ刀に手をやる姿から、ただ事では無い雰囲気を醸し出している。志々雄との死闘を終え、平和が訪れるはずだった彼らに再び脅威が訪れる予感を感じさせる写真となっている。

 なお、2月21日には本編の特報映像が初解禁される予定だ。

■公開情報
『るろうに剣心 最終章 The Final』
7月3日(金)公開
『るろうに剣心 最終章 The Beginning』
8月7日(金)公開
出演:佐藤健、武井咲、新田真剣佑、青木崇高、蒼井優、江口洋介
監督:大友啓史
原作:和月伸宏『るろうに剣心−明治剣客浪漫譚-』(集英社ジャンプ コミックス刊)
製作:映画「るろうに剣心 最終章 The Final/The Beginning」製作委員会
制作プロダクション・配給:ワーナー・ブラザース映画
(c)和月伸宏/集英社 (c)2020映画「るろうに剣心 最終章 The Final/The Beginning」製作委員会
公式サイト:http://rurouni-kenshin.jp
公式Twitter:https://twitter.com/ruroken_movie
公式Instagram:https://www.instagram.com/ruroken_movie/

関連記事