武井咲、青木崇高、蒼井優が『るろうに剣心 最終章』続投 過去作人気キャラ映るダイジェスト映像も

 7月3日と8月7日に2作連続公開される佐藤健主演映画『るろうに剣心 最終章 The Final/The Beginning』に、武井咲、青木崇高、蒼井優が出演することが発表された。

 和月伸宏の原作コミックを大友啓史監督が実写映画化したアクション大作『るろうに剣心』シリーズ。2020年夏、シリーズ完結編となる『るろうに剣心 最終章 The Final/The Beginning』が、2作連続公開される。

 かつては“人斬り抜刀斎”と恐れられたが、新時代の幕開けと共に斬れない刀=逆刃刀(さかばとう)を持ち、るろうの旅を続けていた緋村剣心。そんな時、「人を活かす剣」を唱える神谷道場の師範代・神谷薫や相楽左之助と出会い、穏やかな生活を送り始める。人斬りであった過去を持つ剣心にとって初めてできた、帰りたい家、そして共に生きたい仲間のいる“神谷道場”。そして今回、『るろうに剣心』シリーズと緋村剣心を支えてきた神谷道場に集う仲間たちの続投が発表された。

 武井が神谷薫役、青木が喧嘩屋の相楽左之助役、蒼井が女医の高荷恵役を続投する。そして、明神弥彦役に『3月のライオン』(前編・後編)の桐山零の子供時代、『キングダム』の信の子供時代を演じた大西利空が初参加することも決定。あわせて、神谷道場でのワンシーンであり、まさに“家族写真”となるビジュアルも公開された。平和の象徴である神谷道場から、変わらない仲間たちの笑い声が聞こえてきそうな雰囲気が漂う。

 5年ぶりに神谷薫役を演じる武井は、撮影に対し、「久しぶりの『るろうに剣心』の撮影ということで、緊張していましたが、現場に入るとブランクを感じずに、不思議と一作目から続いているような気持ちになりました。神谷道場のメンバーが本当の家族のような雰囲気で撮影できたので、とても感動しましたし嬉しかったです。1作目のときは当時17歳でしたのでとても緊張していて、皆さんについていかなくては、という一心でしたが、大友監督が、最終章では剣心の過去を知って薫が成長していく姿は、今の私の年齢だから演じることができる、とお話してくださり、とても安心しました。これまでとは違うスタンスで、新たな『るろうに剣心』の現場を楽しめたと思います。」とコメント。また、佐藤については、「本当に大変なアクションがたくさんあるので、体力的に大変だったと思います。ただ、薫から見ても剣心にしか見えない健さんがいたので、そこは本当に嬉しかったです。『るろうに剣心』ファンとしても(笑)」と語った。

 喧嘩屋・相楽左之助役を演じる青木は、神谷道場のメンバーについて聞かれると、「一作目から変わらず、命を張ってでも守りたい仲間です」と左之助と同様に熱く語る。撮影を振り返り、「『るろうに剣心』の現場は、監督を中心に役者や色々なスタッフがお互い挑発しあっている様に感じます。『ここで諦めたら駄目、こういう時だからこそどうプラスに展開させていくのか』をプライドを持って取り組んでいます。そうすると『辛い』と思っていても『やるぞ』ってなります。とても成長させてもらいました」と『るろうに剣心』の撮影現場ならではのコメントも。最終章はまだ完成前だが「絶対に最高傑作になっていると思います。そんな作品に自分の出せるものを全部出せて、引き上げてもらい、いい意味で追い込めたと思います」と撮影を終えた達成感と自信も覗かせた。また、超大作シリーズ5作品の主演を務めた佐藤について、「これだけのスタッフ・キャストの真ん中に立っている彼にしか感じられない気持ちは計り知れないですが、それを立派にやり遂げたことは本当に本当にかっこいいと思いました」と賛辞を贈った。

 女医の高荷恵役を演じた蒼井は、撮影現場を振り返って、「5年の経過があるので皆微妙に変化しているのですが、フォーメーションを組んだときの形が一緒で懐かしいです。帰ってきたというより、タイムスリップした感覚でしたね。前回のエンディングから続きが始まったように感じました。今作では、薫が剣心の過去を知り、そして薫が成長したことによって、それに合わせて皆も少しずつ成長しているのかなと感じます」と話した。また5年ぶりの製作決定に際して、「また始まるんだ。あんなに大変な思いをしたのに、皆元気だなと思いました(笑)。でも、お客様のお陰だと思いますし、すごいことだと思います。5年ぶりでも、お客様が待っていて下さるという希望があるのはすごいと思います」と『るろうに剣心』ファンに感謝した。

 神谷道場で最強の剣士を目指し、剣心の背中を追う明神弥彦役のキャスティングは難航し、オーディションは何度も行われていた。参加人数は当初の予定人数を大幅に超えた総勢約200人以上となっていた中、映画『3月のライオン』で大友監督作品出演の経験もあった大西に白羽の矢が立った。オーディションの結果、ずば抜けた演技力を評価され弥彦役に抜擢。「前作も観ていたので、受かったときはとても嬉しかったです。赤べこのセットも大きく驚きましたし、とても感動しました」と語った。約7カ月の撮影だったため、キャストやスタッフからは「行く度に身長がのびていたので、衣裳部屋に入ると『え! 弥彦またでかくなった!?』と毎回言われました(笑)」と、成長期と長期間撮影が重なったことによるエピソードを披露した。

 さらに、シリーズの名シーンで構成されたダイジェスト映像も公開。2012年公開の『るろうに剣心』、2014年公開の『るろうに剣心 京都大火編』、『るろうに剣心 伝説の最期編』では、剣心がるろう人として薫や左之助ら神谷道場の皆と出会い、共に新時代のために数々の死闘を乗り越えてきた。最終章では剣心の過去に大きく関係している最恐の敵との闘いが控えており、いよいよ物語は完結へと向かう。

 大迫力のアクションシーンに加え、シリーズを彩ってきたキャラクターも多数登場。浮浪(はぐれ)人斬り鵜堂刃衛役の吉川晃司、武田観柳役の香川照之、国盗りを目論んだ最狂の敵・志々雄真実を演じた藤原竜也、瀬田宗次郎役の神木隆之介、そして剣心の師匠である比古清十郎を演じた福山雅治の姿が確認できる。

■公開情報
『るろうに剣心 最終章 The Final』
2020年7月3日(金)公開
『るろうに剣心 最終章 The Beginning』
2020年8月7日(金)公開
主演:佐藤健
監督:大友啓史
原作:和月伸宏『るろうに剣心-明治剣客浪漫譚-』(集英社ジャンプ コミックス刊)
製作:映画「るろうに剣心 最終章 The Final/The Beginning」製作委員会
制作プロダクション・配給:ワーナー・ブラザース映画
(c)和月伸宏/集英社 (c)2020映画「るろうに剣心 最終章 The Final/The Beginning」製作委員会
公式サイト:http://rurouni-kenshin.jp
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