鈴木亮平&榮倉奈々、日曜劇場『テセウスの船』で竹内涼真の両親役に 上野樹里も特別出演

 2020年1月スタートの竹内涼真が主演を務めるTBS日曜劇場『テセウスの船』に、鈴木亮平、榮倉奈々、上野樹里が出演することが決定した。

 週刊漫画誌『モーニング』(講談社)で連載されていた東元俊哉による同名漫画を原作とした本作は、時代を超えて繋がる家族の絆を描くミステリードラマ。

 生まれる前に父が殺人犯として逮捕された主人公・田村心は、母・佐野和子と姉兄と共に加害者家族として世間からの厳しい視線を浴び、暗闇の中を生きてきた。人目を気にして笑うことも許されなかった人生。しかし、心の過去を受け入れ、いつも励まし支えてくれる最愛の妻・田村由紀から、自分の父親を信じてみてと言われ、心は父に向き合う決意をする。父が逮捕された事件の現場となった村を訪れた心は、突然、事件直前の平成元年にタイムスリップし、生まれて初めて父・文吾と31年前の母・和子に出会う。

 今回、主人公・心役で主演を務める竹内に続く新キャストが発表。鈴木と榮倉は、心が“過去”で出会う両親役で出演する。上野は、心を支える妻役で特別出演を果たす。

 鈴木が演じる心の父・佐野文吾は、村の駐在警察官で、底抜けに明るく豪快な二児の良き父親で、家族からも村人からも愛される男。榮倉が演じる心の母・佐野和子は、明るく朗らかな笑顔が印象的な肝っ玉母さんで、大きな愛で家族を見守り、時に叱咤激励する逞しい母親だ。榮倉は、平成元年の34歳の和子と、現代の65歳の和子を一人で演じる。そして、上野が演じる心の妻・田村由紀は、柔らかな笑顔で心を包み込む慈悲深い女性。心の父親が殺人犯だと知りながら、両親の反対を押し切って結婚し、待望の子どもがお腹の中にいる。忌まわしい過去と憎らしい父親から目を背けていた心に、父親を信じて事件に向き合ってみるよう背中を押す重要な役どころとなる。

 コメント

榮倉奈々

この度、佐野和子を演じさせていただくことになりました。
複雑なミステリーと人情の入り組んだ原作に魅了されました。
ドラマにはどんなスパイスが盛り込まれるか今から楽しみです。

上野樹里

温かい家族の愛が崩壊していく中、世の中を恐れ、父を恨みながら大人になった主人公の心を、 妻である田村由紀としてしっかり支えていたいと思います。
暗い現実を変えようと葛藤する心を、時には少し変わった立ち位置から道標の光のように応援していたい。この物語は、大きな事件や過去と現在を描くサスペンスフルファンタジーですが、家族の愛が再生していく物語です。
ドラマをご覧になる方々が、心と共に「家族の真実の姿」と向き合う作品になればいいなと願っています。

鈴木亮平

過去の快活な巡査・佐野文吾、現在の死刑囚・佐野文吾。30年もの時の流れを表現することは大きな挑戦です。人は過酷な環境で年月を過ごすと、何を想い、どう変わるのか。自分自身も発見を楽しみながら、人間というものと向き合っていける作品になるのではと期待しています。
竹内くんや榮倉さんたちとともに家族の物語を大切に紡ぎつつ、猟奇的な真犯人は誰なのか、皆様に毎週推理を楽しんでいただけるスリリングな作品にしたいと思います。楽しみに待っていてください。

プロデューサー・渡辺良介

豪快で快活ながら後に殺人犯となる二面性を持つ難役・佐野文吾を演じられるのは、鈴木亮平さん以外に考えられませんでした。そして、朗らかで芯が強い母親・和子役をイメージ通りの榮倉奈々さんに演じていただけることで、原作通りの“理想の家族”が出来上がりました。さらに、慈悲深く強い思いで主人公を突き動かす説得力が必要な妻・由紀を上野樹里さんに演じていただけることで、これ以上に考えられない最高のキャスティングで、この冬一番アツいヒューマン・ミステリーがお届けできると思います。どうぞご期待ください。

※高橋麻紀の「高」はハシゴダカが正式表記。

■放送情報
日曜劇場『テセウスの船』
TBS系にて、2020年1月スタート 毎週日曜21:00~21:54放送
出演:竹内涼真、榮倉奈々、上野樹里(特別出演)、鈴木亮平
原作:東元俊哉『テセウスの船』(講談社モーニング刊)
脚本:高橋麻紀
演出:石井康晴、松木彩、山室大輔
プロデューサー:渡辺良介、八木亜未
製作:大映テレビ、TBS
(c)TBS

関連記事