『町田くんの世界』細田佳央太×関水渚が明かす、大役抜擢の裏側と豪華共演者から学んだこと

細田「“一生懸命の大切さ”を教えてもらいました」

ーー共演者の方々から学ぶこともたくさんあったと思います。今後、お2人はどのような役者になっていきたいですか?

細田:僕は、とにかくこの『町田くんの世界』で得たものがすごく多くて、濃いものだったので、改めて役者を続けていきたいと強く思いました。役者としての基盤となったこの作品で学んだことを活かしつつ、また新しいことも学んでいきたいです。明確には決まっていないですが、とにかくいろいろな役、いろいろな作品、いろいろなジャンルに触れて、経験を積んでいきたいです。

関水:私もとにかくいろいろな役に挑戦してみたいと思っています。私が大好きな作品のひとつがNHKの朝ドラ『まんぷく』なんですが、自分が体験したことのないことを別の人の人生をとおして体験できるのが、面白そうだなと思うので、まだ経験したことのない30代や40代を含め、誰か1人の人間の一生を演じることができたら楽しいだろうなと思っています。

ーー改めて、この作品はお2人にとって、どのような作品になりましたか?

細田:僕はこの作品から、“一生懸命の大切さ”を教えてもらいました。映画を観たときに、町田くんも一生懸命だし、それにつられて周りの人たちも一生懸命になっていくそのエネルギーの強さに感動して、「一生懸命な姿勢って素敵だな」と思ったんです。僕もそうなんですけど、みんな斜に構えがちな部分があって、「一生懸命はダサい」と見てしまう部分もあるじゃないですか。でも、そうじゃなくて、一生懸命だから楽しいし、苦しいし、カッコよくも見えるんだなって。この作品をとおして、改めてそういうことを教えられた気がします。

関水:「一生懸命ってカッコいい」って改めて感じさせていただきました。この作品は、私にとって宝物になりましたが、誰かの宝物にもなっていただけたらいいなと願っています。これから就活をする友達がジャパンプレミアを観に来てくれたんですが、「この映画を観たおかげで、私も一生懸命頑張ろうと思えた」って言ってくれて、すごく嬉しかったんです。多くの方にそういうふうに「一生懸命になろう」と思っていただけたら嬉しいです。

(取材・文・写真=宮川翔)

■公開情報
『町田くんの世界』
全国公開中
出演:細田佳央太、関水渚、岩田剛典、高畑充希、前田敦子、太賀、池松壮亮、戸田恵梨香、佐藤浩市、北村有起哉、松嶋菜々子
監督・脚本:石井裕也
脚本:片岡翔
原作:安藤ゆき『町田くんの世界』(集英社マーガレットコミックス刊)
配給:ワーナー・ブラザース映画
(c)安藤ゆき/集英社 (c)2019 映画「町田くんの世界」製作委員会
公式サイト:http://wwws.warnerbros.co.jp/machidakun-movie/

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