T・シャラメ主演作や『マジカル・ガール』監督作も 『未体験ゾーン』全ラインナップ発表
2019年1月4日よりヒューマントラストシネマ渋谷にて開催される、『未体験ゾーンの映画たち2019』の全ラインナップが発表された。
『未体験ゾーンの映画たち』は、様々な理由から日本公開が見送られてしまう傑作・怪作映画を、映画ファンにスクリーンで体験してもらうべく、2012年よりヒューマントラストシネマ渋谷をメイン会場として開催している映画祭。2019年も新年の幕開けとともに、各国のあらゆるジャンルから厳選した全58本にもおよぶ劇場未公開作品を一挙上映する。
ラインナップには、『マジカル・ガール』で、劇場デビュー作ながらサン・セバスチャン国際映画祭でグランプリと監督賞のダブル受賞という快挙を成し遂げ、巨匠ペドロ・アルモドバルをして「宝石のような映画」と言わしめた新鋭カルロス・ベルムトの『シークレット・ヴォイス』も。記憶をなくした国民的歌手と彼女に心酔する貧しいシングルマザーという2人の女性を主人公に据え、出会うはずのなかった2人の人生の交錯を描くミステリーだ。
『君の名前で僕を呼んで』で世界的スターとなり、次回作『Beautiful Boy(原題)』ではオスカー候補の呼び声も高いティモシー・シャラメと、Netflixシリーズ『サブリナ:ダーク・アドベンチャー』の主演で大ブレイクを果たしたキーナン・シプカが、超能力を持つ兄妹を演じる異色の青春SFスリラー『シークレット・チルドレン 禁じられた力』もラインナップ。『A GHOST STORY/ア・ゴースト・ストーリー』で撮影監督を務めたアンドリュー・ドロス・パレルモが初めて長編劇映画のメガホンを取った。
また、『八仙飯店之人肉饅頭』『エボラ・シンドローム/悪魔の殺人ウィルス』のアンソニー・ウォンとハーマン・ヤウ監督のコンビで贈るカニバリズムの祭典、『ザ・スリープ・カース』も上映が決定。これまで残虐非道な殺人鬼を演じてきたウォンが、今度は不眠症のサイコパス・Dr.ラムとなり観客を恐怖のどん底に突き落とす。
そのほか、世界各国のファンタスティック映画祭を席巻した、不気味な森を舞台に闇に生きる者たちの儚い運命を描く『アンデッド/ブラインド 不死身の少女と盲目の少年』、ニコラス・ケイジ主演のリベンジ・スリラー『トゥ・ヘル』、ジム・キャリーが異常殺人事件に挑む警官役を務めた『ダーク・クライム』、ユマ・サーマンやティム・ロスらが共演するアクション映画『Mr. & Mrs. フォックス』、日本人監督の溝口友作がハリウッドで完成させた現代マフィア映画『マフィオサ』などが揃った。
また、ヒューマントラストシネマ渋谷では、未公開の新作として4月12日に公開となるアンドリュー・ヘイ監督の『荒野にて』を、『未体験ゾーンの映画たち2019』上映期間中に特別先行上映する。
さらに、毎年満席となる「予告編上映大会&スペシャルトークショー」が、今年も12月29日にLoft9 Shibuyaにて開催されることも決定。上映作品58本すべての予告編を上映しつつ、ゲストに『映画秘宝』常連ライターの高橋ヨシキ、てらさわホーク、多田遠志を迎え、自由奔放なフリートークで全作品を解説する。
■公開情報
『未体験ゾーンの映画たち 2019』
2019年1月4日(金)より、ヒューマントラストシネマ渋谷にて開催
※シネ・リーブル梅田では2019年1月下旬より開催予定
鑑賞料金:1,300円均一(毎週水曜、毎月1日は1,100円均一)、リピーター割引あり、TCG会員割引あり
公式サイト:https://aoyama-theater.jp/feature/mitaiken2019