イタリア映画の巨匠フェデリコ・フェリーニ監督の虜になる少女を描いた映画『フェリーニに恋して』が、3月17日から公開されることが決まった。

　1993年のイタリアを舞台にした本作は、世間知らずで、母親クレアに守られながら育った20歳のルーシーが主人公。クレアが末期の病に侵されていることに気づいたルーシーは自立することを決心するが、うまくいかずに途方に暮れる。そんな時、目に飛び込んできたのは「フェリーニ映画祭」と題された怪しい劇場。その場所でフェリーニの魅惑の世界に心を奪われたルーシーは、フェリーニを探すためイタリア各地を巡る旅へ出る。

　主人公ルーシーを演じるのは、『ブラックスワン』でプリマを目指すバレリーナを演じたクセニア・ソロ。

　『道』『甘い生活』『8 1／2』など数々のフェリーニの名作シーンのオマージュが詰め込まれ、ローマ、ヴェネチア、ヴェローナといったイタリアの美しい都市を舞台に描かれる本作。今回公開されたポスタービジュアルには、ゴンドラに乗るルーシーが、未来を見つめているかのような眼差しを見せている。

■公開情報
『フェリーニに恋して』
3月17日（土）よりYEBISU GARDEN CINEMAほか全国順次公開
出演：クセニア・ソロ、マリア・ベロ、メアリー・リン・ライスカブ
監督：タロン・レクストン
脚本：ナンシー・カートライト、ピーター・ケナアス
配給：ココロヲ・動かす・映画社○
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