加瀬亮、吉村界人、光石研ら、山崎努主演『モリのいる場所』出演へ 光石「断る俳優はいません!」

 沖田修一監督作『モリのいる場所』に、加瀬亮、吉村界人、光石研らが出演することが決定した。

 本作は、大正・昭和の画壇で活躍した洋画家・熊谷守一のエピソードを、沖田修一が脚色したヒューマンドラマ。自分のやりたいことだけに夢中になる94歳の画家・モリが、モリを愛する人々と織りなす1日の模様を描く。主人公・モリを山崎努、モリの妻を樹木希林が演じる。

 このたび新たに発表されたキャストは、加瀬亮、吉村界人、光石研、青木崇高、吹越満、池谷のぶえ、きたろうの7名。モリに惚れ込み、モリの写真を撮ることに情熱を燃やすカメラマン藤田役に加瀬、藤田のアシスタントとして現場に連れてこられた鹿島役に吉村、モリに経営する温泉旅館の看板を描いてもらいにくる温泉旅館主人・朝比奈役に光石、熊谷家の隣のマンション建設の現場監督・岩谷役に青木、そのマンションのオーナー水島役に吹越、モリの姪で熊谷家の家事を手伝う美恵ちゃん役に池谷、モリの家に入り浸る画商・荒木役にきたろうが名を連ねた。

 あわせて、新たに発表された7名のキャストより、コメントが寄せられた。

加瀬亮(藤田武役)コメント

出演を決めた理由

詩人のまどみちおにも通じるような熊谷守一の宇宙に興味をもっていたので。 監督はじめ、今回参加するいろんな人の感じ方を知りたくて出演を決めました。

山崎努との共演について

緊張しましたが、役のための小さな針の穴に糸を通すような作業を、いまだに大きな好奇心をもって続けられていることにただ驚くばかりでした。

樹木希林との共演について

おもしろい方です。危険な方でもあります(笑)。
楽しくて話こんでいるとすっかり希林さんの世界の住人にさせられてしまうのです。

吉村界人(鹿島公平役)コメント

沖田組に初めて参加して

今回沖田組に初めて参加させて頂き
沖田監督の印象は、技術からは学ぶことができない
その人の話し方や動きを、甘受してくださる方でした。
僕は僕でいいんだと、思えました。

山崎努との共演について

絶え間ない緊張感がありました。
僅かですがお話させて頂いたときに、
僕は到底、聞くだけで精一杯でしたが
初心だけは、忘れたらいけないんだ。
という感覚だけは感じました。それは、心も行動も。
気構えが素晴らしかったです。

樹木希林との共演について

生きていてお会いしたことないくらい
稀有な方でした。映画、音楽、恋、仕事の話をしました。
とても大切な時間になりました。
ただ僕のことをジュリーと呼んでいましたけど……
もう一度ご一緒したいです。必ず。

光石研(朝比奈役)コメント

熊谷×沖田×山崎×樹木。この魅力全開なスクエア映画を断る俳優はいません!
現場では、最高に幸福な時間が流れておりました。有難うございました!

青木崇高(岩谷役)コメント

出演を決めた理由

沖田監督作品であり、山崎努さんとの共演であったからです。

山崎努との共演について

リラックスして関係性を探っていけたのでとても楽しかったです。

樹木希林との共演について

現場で色んなアイデアを出されていたのが印象的でした。

吹越満(水島役)コメント

まず、台本を頂いて、自分がどの役をやるのかは気にせず一度読んでモリの魅力に胸がきゅっとなり、二度めに樹木希林さんとの共演シーンがあると知り、お尻の穴がきゅっとなりました。

池谷のぶえ(美恵ちゃん役)コメント

出演を決めた理由

沖田監督にしか生み出せない世界観のファンでしたので、その世界にどっぷり浸かることができる喜びで参加させていただきました。現場での誰よりもワクワクしている様子の監督に接して、ますますファンになりました。

山崎努、樹木希林との共演について

撮影中、いろいろなアイディアをいただき、人物像や作品がどんどん豊かになっていきました。その場所にずっと存在している…という素敵で難しい状態を、スッと体現されるお二人のシーンは、ずっと見続けていられます。

きたろう(荒木役)コメント

出演を決めた理由

沖田さんが好きだから

※山崎努の「崎」は立つ崎(たつさき)が正式表記

■公開情報
『モリのいる場所』
2018年5月、シネスイッチ銀座、ユーロスペースほか全国公開
監督・脚本:沖田修一
出演:山崎努、樹木希林、加瀬亮、吉村界人、光石研、青木崇高、吹越満、池谷のぶえ、きたろうほか
配給:日活
(c)2017「モリのいる場所」製作委員会
公式サイト:mori-movie.com

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