広末涼子、舘ひろし主演作『終わった人』出演へ 舘ひろし「ちょっと押され気味です(笑)」

 舘ひろし主演作『終わった人』のヒロイン役を広末涼子が務めることが決定。あわせて追加キャストが発表された。

 本作は、大河ドラマ『毛利元就』などの脚本を手掛けた内館牧子によるベストセラー小説
『終わった人』を、『リング』の中田秀夫監督が実写映画化したヒューマンドラマ。大手銀行の出世コースから子会社に出向、転籍させられ、そのまま定年を迎えた田代壮介が、ある人物との出会いによって、新しい人生の一歩を踏み出す模様を描く。

 「終わった人」田代壮介役を舘が演じ、壮介と向き合えない美容師の妻・千草役を黒木瞳が演じる。

 このたび追加キャストとして発表された広末涼子が演じるのは、壮介が定年後に大学院受験をするために通う、カルチャースクールの受付嬢・浜田久里。また、壮介と千草の娘・山崎道子役に臼田あさ美、千草のいとこであり、イラストレーターの青山俊彦役を田口トモロヲが演じる。

 広末涼子(浜田久里役)コメント

 舘ひろしと、この作品に対して

 コメディタッチでもあり、リアリティもあり、夢もある素敵な脚本ですね。舘ひろしさんが壮介を演じるとお聞きして、さらに素敵だなと思い期待感が高まりました。あんなかっこいい、定年退職した人、いないですよね? そういう方が、こういうコミカルなお話を演じるのは、とても面白いと思いました。
 久里は、わたしにとってはとても難しい役。いわゆる愛人でもなく浮気相手でもなく、彼女としては、男性に作為的ではなく距離感を縮めていく。その女性像を、すごく細かく中田監督と合わせて作っていっています。
 舘ひろしさんとは、初めて共演させていただくのですが、『あぶない刑事』が大好きで、小さいころ、走り方を真似していました。
 今回、お会いして、いい意味で印象が違っていて驚きました。もっと大御所でクールな感じかと思っていたら、すごく演技に対して熱意があって、1シーンを監督たちと作り上げていく、その謙虚さが素敵でした。
 舘さんのかっこよくて素敵な部分だけじゃない役作りと、男性の下心のキュートさが、これからどう作品に描かれるのか、とても楽しみです。

 年齢差のある恋愛について

 私にはすごく難しい。舘ひろしさん演ずる壮介に恋心を、どう抱いてもらえるかは、男性目線がわからず不安があります。久里は、ちょっと豪快で、思ったことをすぐ口に出す天然な感じの女性。男性にとっては、その仕草、表情が恋とも受け取れる。壮介との距離感の縮め方は、監督にバランスを取ってもらっています。最近、原作を読んでから、これはどういう関係だろう?と思う男女を見ると観察しちゃうようになりました(笑)。

 舘ひろし、黒木瞳の夫婦像について

 舘ひろしさんと黒木さんの夫婦はとても素敵! こんな夫婦、いないよー、って思っちゃう美しさ、見とれちゃいます。素敵だなぁと思います。

 舘ひろし(田代壮介役)コメント

 広末さんは、とても素敵な方で、共演していてとても楽しいです。(役柄として)ちょっと押され気味です(笑)。

■公開情報
『終わった人』
2018年公開予定
監督:中田秀夫
出演:舘ひろし、黒木瞳、広末涼子、臼田あさ美、田口トモロヲ
原作:内館牧子「終わった人」(講談社刊)
配給:東映
(c) 2018「終わった人」製作委員会

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