道枝駿佑×清原果耶、ピュアな恋模様に大人たちが騒然 『母になる』第9話を振り返る

 いよいよ最終回目前となった『母になる』(日本テレビ系)。6月7日放送の第9話では、中学生の柏崎広(道枝駿佑)が女子高生の桃(清原果耶)と出会い、恋愛感情を抱く。彼のピュアな恋模様が視聴者の心を打った。

 広は、通学路が同じで、明るくて話しやすく、どこかミステリアスな桃に惹かれていく。桃は広が3歳の頃に誘拐されたこと、その後児童福祉にて育てられたことを聞いても一切動じなかった。彼女もまた、帰国子女でいじめられていた過去を持ち、竹を割ったような性格で広をリードしていく。飼っていた犬にそっくりだと、桃が広の頭をワシャワシャするシーンはなんともほっこりする一幕だ。

 道枝は今回の『母になる』が初のドラマ出演。8月には『関西ジャニーズJr.のお笑いスター誕生!』への出演も決定している期待の有望株だ。演じる広とはほぼ同年齢。若々しく、純情な演技が道枝の武器と言える。

 そわそわしてスマホばかり気にする広。花火大会の誘いに彼女からOKの返事が来ると、大はしゃぎでガッツポーズ。見ているこちらがホッと胸をなでおろすようなシーンも束の間、20時の門限という父との約束を広は破ってしまう。帰宅しても反省の色がない広に、柏崎陽一(藤木直人)は「ふざけるな! こんな時間まで女の子を連れ回して、お前男だろ!」と激怒。陽一がここまで広を怒鳴りつけたのは、劇中では初めてのことだ。

 振り返れば、広と陽一の2人には、母である柏崎結衣(沢尻エリカ)以上に深い信頼関係があった。広は、それをいとも簡単に裏切った。父母揃って、広を甘やかしてしまっている自責の念から、必要以上に怒鳴ってしまったのかもしれない。

 児童福祉司として広を担当していた木野愁平(中島裕翔)もまた、息の合ったコンビネーションを見せる。広と桃が学校をサボったことを聞き、柏崎家には家族ぐるみで仲の良い、西原家、柏崎オートの面々、木野が駆けつける。「通りすがりの知らないJK」という思いがけない広の言葉に、木野は「女子高生……え!? 女子高生!」と動揺を隠せない。施設で長い間、彼の面倒を見ていた立場ということはもちろん、Hey! Say! JUMPと関西ジャニーズJr.の先輩後輩コンビとして見ると、さらに深みは増す。2人は今作が初共演。兄弟とも思える、キュートなコンビがあと1週で終わりを迎えるとは、何とも名残惜しい。

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