『SING/シング』監督が語る、ピクサーとイルミネーションの共通点「強いリーダーの存在がある」
「素晴らしいスタジオには強いリーダーの存在がある」
ーーイルミーネションの作品は、ディズニーやピクサー、ドリームワークスなどに比べると歴史は浅いですが、多くの人々の心を捉え、どの作品も大ヒットに繋がっていますよね。その理由をなんだと思いますか?
ジェニングス:とてもいい質問だね。作品を作ることに注力していたから、これまでそういうことを考えたことがなかったよ。ひとつ言えるのは、僕はほかのイルミネーション作品がどのように作られているのかはわからないけど、イルミネーションで働いている人々の姿を見ると、ものすごく強いイルミネーションの文化というようなものを感じたんだ。最高のものづくりをする、そのための環境をきちんと作る、アーティストたちの力を目一杯引き出そうとする姿勢などがそうだね。そういったスタッフたちの姿勢も含めて、やっぱりクリス・メレダンドリの存在が大きいんじゃないかな。ピクサーにおけるジョン・ラセターもそうだけど、素晴らしいスタジオには強いリーダーの存在がある。イルミネーションの作品もすべてクリスが製作してきたわけだから、そういうことなんだと思うよ。イルミネーションは短期間のうちにたくさんのことを成し遂げている本当に素晴らしいスタジオだ。関わっているスタッフたちも飛び抜けた才能を持った人ばかりで、アニメーターやデザイナー、キャストも含めて、力のある人たちと一緒に仕事ができて僕も光栄だったよ。とにかく僕はイルミネーションに対して愛情でいっぱいなんだ。続編の製作もすでに決まっていて、引き続き僕が監督をする予定だよ。
(取材・文=宮川翔)
■公開情報
『SING/シング』
全国公開中
監督・脚本:ガース・ジェニングス
製作:クリス・メレダンドリ、ジャネット・ヒーリー
出演:マシュー・マコノヒー、リース・ウィザースプーン、セス・マクファーレン、スカーレット・ヨハンソン、ジョン・C・ライリー、タロン・エガートン、トリー・ケリーほか
出演(吹替版):内村光良、MISIA、長澤まさみ、大橋卓弥(スキマスイッチ)、斎藤司(トレンディエンジェル)、山寺宏一、坂本真綾、田中真弓、宮野真守、谷山紀章、水樹奈々、大地真央
吹替版演出:三間雅文
日本語吹替版音楽プロデューサー:蔦谷好位置
日本語歌詞監修:いしわたり淳治
配給:東宝東和
(c)Universal Studios.
公式サイト:http://sing-movie.jp/