松坂桃李、『視覚探偵 日暮旅人』の“父親像”が話題に 第二話で見せた、優しさと狂気の二面性
1月22日より放送がスタートした『視覚探偵 日暮旅人』(日本テレビ系)。主人公である日暮旅人演じる松坂桃李の“父親像”が絵になると話題になっている。
ドラマは、探し物専門の探偵・日暮が、目に見えないモノを“視る”ことで事件を解決する模様を描くヒューマンミステリー。五感のうち聴覚、嗅覚、味覚、触覚の4つの感覚を喪った旅人だが、研ぎ澄まされた視覚により匂い、味、感触、温度、重さ、痛みなど普通目に見えないはずのモノを“視る”ことで事件を解決していく。放送時には、Twitterには「#視覚探偵日暮旅人」がトレンドワードにランクインするほどの注目を集めている。
松坂は、日曜22時30分開始の「日曜ドラマ」枠で、昨年春に同じ枠で放送していた『ゆとりですがなにか』(日本テレビ系)にも出演。「ゆとり世代」の若者たちの姿を描いた社会派青春群像劇で、女性経験がない20代の学校教師を演じていた。今回の『視覚探偵 日暮旅人』では、主人公の日暮を演じ、濱田岳演じる雪路照之、住田萌乃演じる百代灯衣と3人で探偵事務所に同居しているという設定。雪路は旅人を「アニキ」と慕い、灯衣は旅人のことを「パパ」と呼ぶが、それぞれ血の繋がりはない。
昨日29日、2話までの放送を見ると、ストーリーは灯衣が重要な鍵を握ることが多い。1話では雪路が助っ人として雇った、上田竜也演じる亀吉が村山組とトラブルを起こし、それに巻き込まれた多部未華子演じる山川陽子と一緒に灯衣が行方不明になった。井戸の下でうずくまる陽子、灯衣を発見した際、旅人は優しく微笑みかけ、大粒の涙を流しながら謝る灯衣に「謝らなくていいよ。パパの目は灯衣の笑顔を見るためにあるんだから」と、頬を撫でる。
2話目では、灯衣が「ファミリー」と名付け可愛がっていた近所の野良犬が本当の家族の元に帰り、彼女が一つ大人になるというストーリーだった。ファミリーと別れを決心した彼女に、旅人はしゃがみこみ同じ目線で「じゃあ、灯衣は灯衣のお家に帰ろう」と笑顔で暖かく話しかけ、手を差し伸べる。灯衣を真ん中に挟む形で陽子、灯衣、旅人が仲良く手を繋ぎ、土手を歩く様子はまるで本物の家族の様だ。