松岡茉優、『聲の形』で小学生の男の子役アフレコに挑戦 「自分自身にとっても新しい試み」

 9月17日に公開される京都アニメーション最新作『聲の形』より、主人公・石田将也の小学生時代の声優を務めた松岡茉優のアフレコ時の写真とコメントが到着した。

松岡茉優

 本作は「このマンガがすごい!2015」オトコ編第1位、第19回「手塚治虫文化賞」新生賞受賞など数々の賞に輝いた同名ベストセラーコミックを、『映画けいおん!』などで知られる京都アニメーション制作により映画化された青春映画。小学6年生の頃に転校生の少女・西宮硝子に自分の想いを伝えらないまますれ違った石田将也が、高校生となり硝子と再会を果たす模様を描く。

 主人公・石田将也役は、多数の作品で活躍する人気声優の入野自由が担当。松岡は、将也が西宮硝子と初めて出会う小学生時代の声優を務めている。TVアニメ『けいおん!』で初監督を務め、『たまこラブストーリー』で文化庁メディア芸術祭アニメーション部門新人賞を獲得した、山田尚子監督がメガホンを取った。

松岡茉優アフレコレポート

石田将也(小学生)役・松岡茉優 コメント

声優のお仕事は3本目になるのですが、一番リアルに近かった作品で、普段実写でやっている役作りをしてみようと思いました。
役として石田将也君を見つめ直してみると、悪気のない純粋な将也君が見えてきました。
自分自身にとっても新しい試みで、はじめは声だけに演技を乗せるのがこんなに大変なのかとすごく悔しかったですが、徐々に山田監督との信頼関係も築けたと思います。声優と俳優というお仕事に繋がる架け橋の兆しが見えた気がして、本当に光栄です。将也君は私にとってかけがえのない少年になりました。

山田尚子監督 コメント

松岡さんが演じられていた役でとても大好きな役がありまして、小学生将也のことを考えたときに、その子のことがふあっと浮かびました。きっとこの時に自分の中では松岡さんの将也と握手していたのだな、と思います。彼女の中にあるたくさんの感受性のどんな部分から将也が生まれてくるのか、とても知りたくなってお願いしました。

テイクを重ねる毎にたくさんの将也を見せてくださいました。松岡さんの中で将也がどんどん呼吸し始めて、動きまわっているのが手に取るように見えてきて、本当にわくわくしました。その間、松岡さんはずっと将也と対話されているようでした。途中、入野さんの将也の生の声を聴かれるタイミングがあったのですが、それからの松岡将也がまたすばらしくて。小学生の将也と高校生の将也がちゃんと同一人物として存在する形にしっくりなじませていかれました。普段、声だけで芝居をすることはあまりされていないと思うので、いろいろと窮屈だったりしたと思うのですが、そのようなことを全く感じさせな いようなものすごい感性とセンスを目の当たりにして、頭がくらくらしてしまいました……。

大今良時(原作者)コメント

とても自然な演技だと思いました。投げ出すような感じというか、放り投げるような感じというか、本物の小学六年生のような喋り方が、 私のイメージする子供時代の将也そのものでした。特に怒鳴った時の声がすごく魅力的でした。

 

 

 

 

 

■公開情報
『聲の形』
9月17日(土)より、新宿ビカデリーほか全国ロードショー
出演:入野自由(石田将也役)、早見沙織(西宮硝子役)、悠木碧(西宮結絃役)、小野賢章(永束友宏役)、金子有希(植野直花役)、石川由依(佐原みよこ役)、潘めぐみ(川井みき役)、豊永利行(真柴智役)、松岡茉優(石田将也役)
原作:「聲の形」大今良時(講談社コミックス刊)
監督:山田尚子
脚本:吉田玲子
キャラクターデザイン:西屋太志
美術監督:篠原睦雄
色彩設計:石田奈央美
設定:秋竹斉一
撮影監督:髙尾一也
音響監督:鶴岡陽太
音楽:牛尾憲輔
主題歌:aiko「恋をしたのは」
音楽制作:ポニーキャニオン
アニメーション制作:京都アニメーション
製作:映画聲の形製作委員会(京都アニメーション/ポニーキャニオン/朝日放送/クオラス/松竹/講談社)
配給:松竹
(c)大今良時・講談社/映画聲の形製作委員会
公式サイト:http://koenokatachi-movie.com

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