宮澤佐江、『フラーハウス』イベントで“アフレコ”に挑戦 D.J&キミー役の声優からアドバイスも

宮澤佐江

 宮澤佐江と声優の坂本千夏、伊藤美紀をゲストに迎えた、Netflixオリジナルドラマ『フラーハウス』のアフレコイベントが4月25日に都内で行われた。

 『フラーハウス』は、1987年から1995年にかけて放送されていた大人気ファミリードラマ『フルハウス』の続編で、オリジナル版に出演していたキャストを変えることなく、成長したキャラクターたちとタナー一家のその後が描かれていく。キャストと同じく、オリジナル版の日本語版吹替えを担当した声優たちが再集結した本作で、坂本はD.J.役、伊藤はキミー役の声をそれぞれ担当している。

 『フルハウス』から20年を経て制作された『フラーハウス』。20年ぶりのアフレコについて坂本は「20年経っても変わらないオープニング曲を聴いて涙しました。またこういう形で家族に会えるとは思っていなかったし、色んなことを思い出して本当に感動しました」と懐かしさに涙を流したことを告白。オリジナル版から月日が流れ、当時子供だったキャラクターたちが本作で母親になっていることに対し伊藤は「『フルハウス』の仕事をしている時に私も出産を経験しました。私自身が母親としてこの20年を過ごしていたので、同じ20年の中で娘を育てる母親へと成長したキミーになんとなく通じるものを感じます」と、当時を振り返りつつ感慨深く語った。

【左から】坂本千夏、伊藤美紀

 ふたりのトークセッションが進むと、『フラーハウス』ファン代表として宮澤佐江が登場。小学生の頃、家族と一緒に『フルハウス』を楽しんでいたという宮澤は「当時は小さかったので家族構成などをあまり理解できてはいなかったけど、20代になってから設定を把握した上で改めて『フルハウス』や『フラーハウス』を観てみると、当時はわからなかった物語の深さに気づけたし、子供の頃とは笑いどころも変わっていた。でも、大人に成長したD.J.やキミーの声を聴いたら懐かしさをすごい感じました」と感想を述べた。

 声優を目指している学生を観客に招いていた本イベント。司会からアフレコのコツを教えて、という質問が飛ぶと坂本は「先生によく言われていると思うけど滑舌が大事。いい声でも何を言っているかわからなかったらダメ」と回答し、一方で伊藤は「アニメと違い、実写の場合は相手が人間なので、演じている役者の呼吸と表情を意識している」とアフレコのテクニックを紹介した

 実際に坂本と伊藤が生アフレコを披露するシーンに移り、ふたりの声を間近で聞いた宮澤は「迫力がすごい! ドキドキしました。放送されているものとはまた違っていて、リアルで感動しますね」と興奮気味に感想を述べた。さらに、宮澤を交えた生アフレコも続けて行われ、アフレコに初めて挑むという宮澤は、ふたりからアドバイスを受けつつD.J役とキミー役にそれぞれ挑戦。『フルハウス』おなじみの名言などを言えた宮澤は「緊張したけど楽しかったです! 」と満足げに語り、その声優っぷりに伊藤は「(100点満点中)93点」とコメントし、続けて坂本は「思い切りのよさが良い。さすが10年トップアイドルをやっていたことはある(笑)」と賞賛の言葉を贈った。

 

 すでにシーズン2の制作がスタートしているという本作。イベント終盤には、ステファニー役のジョディ・スウィーティンから日本語吹替えの声優陣に向けて「いつも素晴らしい仕事をしてくれてありがとう」というスペシャルメッセージが披露された。そして最後に『フラーハウス』ファンへのメッセージを求められると宮澤は「家族の温かさや友情など、コミカルで面白い部分の中にある愛情や絆は、日本人の私たちにも伝わってくるものなので、たくさんの方に観てもらって共感していただければと思います」と語ると、続けて坂本が「いちファンとしてもシーズン2を楽しみにしています。これは本当に笑って泣ける家族の話です。家族と離れ暮らしている人はきっと家族に電話したくなるんじゃないかな。シーズン2も楽しみに待っていてください」と締めくくりイベントは幕を閉じた。

 

■公開情報
『フラーハウス』
ストリーミング配信中
(C) Netflix. All Rights Reserved.
Netflix:https://www.netflix.com/jp/

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