『3月のライオン』神木隆之介 × 大友啓史監督タッグで映画化決定 神木「原作の温かさを出せたら」

 羽海野チカ原作の人気コミック『3月のライオン』が、主演・神木隆之介、監督・大友啓史のタッグで映画化されることが発表された。

 『3月のライオン』は、幼い頃に交通事故で両親と妹を亡くし、中学生でプロの棋士としてデビューした桐山零が、同じ下町に住む三姉妹・川本あかり、ひなた、モモとの交流や、数々の対局を経て、ある覚悟を決めていく模様を描いた人間ドラマ。羽海野チカによる原作コミックは、2007年より「ヤングアニマル」で連載が開始され、第4回マンガ大賞2011や、第18回手塚治虫文化賞マンガ大賞など、数々の漫画賞を受賞した。

 映画化にあたりメガホンを取るのは、『るろうに剣心』シリーズ、『ミュージアム』の大友啓史監督。大友監督とは『るろうに剣心 京都大火編/伝説の最期編』以来、約2年ぶりのタッグとなる神木隆之介が、主人公の桐山零を演じる。なお、撮影は3月末から6月末にかけて行われる予定で、2017年に【前編】【後編】の2部作で公開される。大友監督、神木隆之介、羽海野チカからはコメントが到着している。

監督・大友啓史 コメント

ページをめくる度、原作者羽海野チカさんの深い愛情と強いスピリットが溢れ、胸に迫ってくる。
一筋縄では行かない、そんな魅力的な原作です。
まるで、向田邦子さんのドラマみたい。優しさと厳しさと、強さと儚さと。
ずっしり重い孤独を背負いながら人生と真正面から向き合い、自分の足で立とうとする主人公・桐山零の姿は、
僕の中でいつの間にか、俳優・神木隆之介君と重なっていました。
『るろうに剣心 京都大火編/伝説の最期編』以来、彼の成長ぶりに触れるのがとても楽しみです。
東京オリンピックに向けて変わりゆく東京の街並みと
日本古来のマインドスポーツである将棋の世界を魅力的に描きながら、
羽海野さんが慈しみ産み出したキャラクターたちが活き活きと躍動する作品に育てあげたいと思います。

主演・神木隆之介 コメント

「3月のライオン」は元々大好きな原作なので、お話を頂いた時は本当に嬉しかったです。
大人気の原作なので、大きなプレッシャーはありますが、
原作の中にある温かさを出せたらいいなと思っています。
大友監督とは「るろうに剣心」以来、ご一緒させて頂くのは2度目になりますが、
これから始まる撮影の中で、監督が生み出す世界観の中に入っていくのが、僕自身とても楽しみです。
素敵な作品をお届け出来るように頑張ります。

原作・羽海野チカ コメント

男たちが闘う世界を
吸い込まれそうになる程、濃密に映像に落とし込む事が出来る
大友啓史監督に『3月のライオン』を撮っていただける事
そして、
棋士である主人公の「身の内にライオンが棲む男の子」を
神木隆之介さんに演じていただける事が
本当に嬉しくて、待ち遠しい気持ちでいっぱいです

監督と演じて下さる方々、そしてスタッフの皆様が
作って下さる『3月のライオン』の世界に
会える日がとても楽しみです

■公開情報
『3月のライオン』
2017年【前編】【後編】2部作・全国ロードショー
監督:大友啓史
主演:神木隆之介
原作:羽海野チカ「3月のライオン」(白泉社刊・ヤングアニマル連載)
制作プロダクション:アスミック・エース、ロボット
配給:東宝=アスミック・エース
(c)2017 映画「3月のライオン」製作委員会
公式サイト:3lion-movie.com

関連記事