コーエン兄弟、G・クルーニーら『ヘイル、シーザー!』キャスト陣がベルリン国際映画祭に登場

ジョージ・クルーニー&アマル

 ドイツ現地時間2月11日、コーエン兄弟最新作『ヘイル、シーザー!』のレッドカーペットイベントが第66回ベルリン国際映画祭で行われ、監督を務めたジョエル&イーサン・コーエンをはじめ、ジョシュ・ブローリン、ジョージ・クルーニー、アルデン・エーレンライク、ティルダ・スウィントン、チャニング・テイタムらが登場した。

 本映画祭のオープニング作品に選出された『ヘイル、シーザー!』は、“スタジオのなんでも屋”エディ・マニックス(ジョシュ・ブローリン)が、大作映画の撮影中に誘拐された世界的俳優のベアード・ウィットロック(ジョージ・クルーニー)を救出しようと奮闘するコメディームービー。

 イベント当日は、本作の主演ジョシュ・ブローリンが婚約者のキャスリン・ボイドとレッドカーペットに入り、ジョージ・クルーニーは妻アマルをエスコートし颯爽と登場。本作でスター俳優役を演じるクルーニーは、精力的にファンサービスを行っていたという。ティルダ・スウィントンは、白のドレスに個性的な髪型で現れ、チャニング・テイタムは自身のセクシー写真にサインを求めら苦笑いで応じる一幕も。そのほかにも、ジョエル&イーサン・コーエン監督やアルデン・エーレンライクらがレッドカーペットに登場し、華々しいスターが共演する本作にふさわしいレッドカーペットイベントになった。

ジョシュ・ブローリン コメント

コーエン兄弟と一緒に仕事できて楽しかったよ。彼らは良い友達だし、彼らの映画も好きだし、彼らがCM作ることになったら、ビールでも下着でもやるよ。ちょっと痩せなきゃいけないだろうけどね。彼らの映画には3本半(『それぞれのシネマ~カンヌ国際映画祭60回記念製作映画』はショートフィルムのため、半分とカウントしている。)出演させてもらっているけれど、今後も彼らと仕事ができればそれだけで満足だね。当時のハリウッドのことは分からないけれど、僕らの働いている世界を面白おかしく茶化すのは好きだよ。だってとても馬鹿げてる業界だからね。(映画業界の)進化を見ると、当時はもっと大変だっただろうね。東部で40,000ドル稼いでいたヤツが突然2.5億ドル相当のお金を生み出すんだから、頭がおかしくなきゃできないだろう。コーエン兄弟はそれをシニカルなユーモアに昇華させてるんだ。

ジョージ・クルーニー コメント

彼らはとにかく楽しいんだ。素晴らしいフィルムメーカーで、一緒に仕事をするのは楽しいよ。良いヤツらだし、とても働きやすいんだよ。

アルデン・エーレンライク コメント

コーエン兄弟は、リラックスして楽しい環境を作ってくれるから、最後には家に帰りたくなくなっちゃうくらい面白いんだ。

チャニング・テイタム コメント

実は当初、この映画で何をやるのかは知らなくて、脚本には3文字くらいで、その後に「ダンス」としか書いてなかったんだ。今までタップダンスもやったことないし、映画で歌ったこともなかった。でも他にこんな映画はないし、目を閉じて崖から飛び降りるような気持ちでやったよ!そこにはコーエン兄弟がいたし、彼らは(当時の映画について)とても勉強していて、これまで作られた映画について全部知っていた。僕は彼らに完全に任せっきりだったよ。ユーモアに溢れた魅力的な映画だね。僕らも彼らも当時生きていたわけじゃないけど、当時を舞台としたコーエン兄弟なりの面白い解釈だよね…。ドキュメンタリー的映画ではなく、本当に面白いエンターテインメント映画だ!

ジョエル&イーサン・コーエン
チャニング・テイタム
ジョシュ・ブローリン

 

 

ティルダ・スウィントン

■公開情報
『ヘイル、シーザー!』
5月13日(金)TOHOシネマズ シャンテほか全国ロードショー
監督・脚本・製作:ジョエル&イーサン・コーエン
出演:ジョシュ・ブローリン、ジョージ・クルーニー、アルデン・エーレンライク、レイフ・ファインズ、ジョナ・ヒル、スカーレット・ヨハンソン、フランシス・マクドーマンド、ティルダ・スウィントン、チャニング・テイタム
配給:東宝東和
(c)Universal Pictures 
公式サイト:http://hailcaesar.jp/

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