井上苑子、松居大悟監督『私たちのハァハァ』上映イベントに登壇 井上「思い出すと泣きそう」

井上苑子

 音楽専門チャンネル スペースシャワーTVが主催する、新たな音楽とカルチャーの祭典「TOKYO MUSIC ODYSSEY 2016」。そのコンテンツのひとつとして音楽やカルチャー系映画を集めた上映イベント「SPACE SHOWER MOVIE CURATION」が、2月8日と2月9日に渋谷WWWで開催された。

 2月9日には、松居大悟監督作『私たちのハァハァ』が上映され、あわせて松居監督と女子高生シンガーソングライター井上苑子のトークショー&ミニライブが行われた。

 『私たちのハァハァ』は、ロックバンド クリープハイプのファンである女子高校生4人の青春を描いたロードームービー。主演の一ノ瀬役を務めた井上は「『ハァハァ』の撮影からいままであっという間でしたが、その間でまわりの環境はすごく変わりました」と語り、松居監督は「撮影から1年半ほどたったが、みんなそれぞれ違う方向に成長しているので嬉しい」と述べた。松居監督から撮影後の様子を聞かれた井上は「チエちゃん(真山朔)が年末年始に実家に泊まりに来て、今日もさっつん(大関れいか)に『会いたいな』ってメッセージを送ったら『かわいいな』って返ってきました。文子(三浦透子)にはあまり会えてないですけど、山田孝之さんと共演してるCMを見て、すごいな〜って思いました」と共演者同士の交流を明かした。

 司会から撮り直したいシーンはあるかと聞かれた松居監督は「(本作には)あの瞬間でしか撮れないものが詰まっているので撮り直しは無理だと思う。あえて挙げるなら、主演の4人が渋谷のスクランブル交差点まで走るラストシーン」と回答。続けて「ラストシーンの撮影は二日間に渡って行われたのですが、日によって大関の髪型違っていて、映像を見るとカットが繋がっていない部分があります」と撮影秘話を語り、井上は「松居監督は初日から死にかけてましたよね(笑)。レッドブルとリアルゴールドを毎日飲んで頑張ってました」と現場の様子を振り返った。

 トークセッション後は、井上のミニライブが行われた。「『ハァハァ』には、初めてのことをいっぱい経験させてもらいました。『ハァハァ』のことが大好きすぎて、(撮影当時を)思い出すと泣きそうになります」というMCの後、クリープハイプのカバー曲「左耳」と3月に発売される自身のニューアルバム『Hello』から「君に出会えてよかった」の2曲を披露し、イベントは終了した。

(取材・文=泉夏音/撮影=小見山峻)

■開催概要
「SPACE SHOWER MOVIE CURATION」
日時:2016年2月8日(月)、9日(火)
会場:東京 Shibuya WWW

【上映作品/スペシャル企画】
『WE ARE Perfume -WORLD TOUR 3rd DOCUMENT』
トークショー出演:佐渡岳利監督/掟ポルシェ
『DENKI GROOVE THE MOVIE? ー石野卓球とピエール瀧ー』
トークショー出演:大根仁監督/天久聖一
『超LIFE』
トークショー出演:タケイグッドマン監督/Bose(スチャダラパー)
『完全版BiSキャノンボール 2014』
ライブ出演:BiSH
『トイレのピエタ』
トークショー出演: 松永大司監督/杉咲花
『私たちのハァハァ』
トークショー出演:松居大悟監督/井上苑子(ミニライブ有)
イベントサイト:http://tokyomusicodyssey.jp/

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