山下大輝、森久保祥太郎、宮野真守......『劇場版 弱虫ペダル』声優陣が作品愛を語る

 劇場版は「魂の継承」が裏テーマ。司会がキャストに「継承エピソード」を訊くと、宮野は「最近、僕も先輩と呼ばれるお年ごろになってきて。若い子たちに質問されてアドバイスをしたとき、大人になれているのかなという感じはありますね」。柿原も「『弱虫ペダル』が始まったときに、(森久保)祥太郎さんと『大輝が初主演だから、僕たちも全力のお芝居をぶつけて、それを見てもらって。後半の(山下の)見せ場で、それをどう継承するかな』という話をすごくしていて。それで(山下が)すげえいい役者になったなと感じたのが僕はうれしかったし、全先輩たちがそう思ってるんじゃないかな」と語り、会場が拍手に包まれた。

 劇場版の舞台が熊本ということで、総北高校のジャージに身を包んだくまモンが自転車に乗って登場。くまモンを交えたフォトセッションを経て、最後の挨拶にて柿原は「役者もスタッフも命を削って作り上げた作品だ。先生(原作者の渡辺航)も、必死になって漫画を描いてらっしゃると思います。その思いがみなさんに届けば」と話した。森久保も、劇場版からさらにアニメが続いていくかは視聴者の力次第だと熱弁。山下は「喉が潰れてもいい」気合いで臨んだことを明かし、坂道というキャラのように「僕自身もこれから可能性を見つけてずっと走り続けていけたら」と意気込みを語り、完成披露試写会が終了した。『劇場版 弱虫ペダル』は、8月28日に公開される。

(文=編集部)

■公開情報
『劇場版 弱虫ペダル』
公開:8月28日から全国ロードショー
公式サイト