【漫画】ガリガリの高校生の憧れは一択? 変化にときめく『目指せ、カニカマの千倍』
漫画の筋骨隆々なキャラクターに憧れてジムに向かった高校生は、理想の体型をしたジムトレーナーに出会う。憧れに近づくため、トレーナーとともに努力をする彼だったが……。
鍛え上げられた肉体にときめくBL漫画が、Xにアップされた。今回は本作の作者である漫画家・sono.N(@sono_modestus)氏に、創作のきっかけやキャラクター制作について話を聞く。(青木圭介)
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ーー本作を創作したきっかけを教えてください。
sono.N:相手をかっこいいとか憧れるとか思う感情から、恋愛に発展することってよくあるじゃないですか。それを片方からではなく、相互に思っている関係で描きたくて、本作の創作を始めました。憧れとなるとやはり『筋肉』かなと思い、舞台はジムにしています。
ーームキムキな身体と優しい笑顔が特徴的な柳沼というキャラクターは、どのように考えましたか?
sono.N:本作はBL同人誌イベントの、「J.GARDEN60(J庭60)」に参加するために描いた作品で、このイベントはあらかじめジャンルを決めて応募するんです。そこで私は「歳の差ジャンル」で申し込みをしたので、まぁ歳の差の設定はいるだろうと。そこでキャラクターは、高校生とジムのトレーナーさんにしました。そして、高校生が憧れる存在ということで、大人の余裕とかしっかりした感じがあった方がいいと思い、柳沼さんのキャラクターもできていった流れです。
ーー本作に限らず、BL漫画のカップリングはジャンルから考えることが多いのでしょうか?
sono.N:私は基本的に歳の差が好きなので、自動的に歳の差のカップリングになりがちではあります。そのうえで歳の差のギャップとか感覚の違いとかを、より魅力的に表現するために、どのようなキャラクターや関係性にするかを考えていく感じですね。
ーー本作のなかで、sono.N氏自身が気に入っているポイントを教えてください。
sono.N:一番最初に、遠藤くんが柳沼さんを見て「かっ…け〜」と思うシーンがありますよね。そこと久しぶりの再会で遠藤くんの体を見て、柳沼さんが「格好良い……」と思うシーンは、意識的にリンクさせて描きました。相互にかっこいいと思いあう関係が描きたくて制作を始めた作品なので、それを表現できたこの描写は気に入っています。
ーーsono.N氏が漫画家を目指したきっかけは?
sono.N:最初は小説の挿絵なんかを描くイラストレーターを目指して、専門学校に通っていたんです。その学校に漫画学科がありまして、そこに出張編集部のような形で漫画雑誌の編集さんが来る機会がありました。出版社との縁ができればと思ってイラストを持って持ち込みに行ったんですけど、やっぱり漫画の編集部だからイラストは見られない、漫画はないかと言われてしまいまして。唯一趣味で描いていた漫画の同人誌を見せたら、そこで担当に付いていただけたんです。商業で漫画家として活動することを意識したのは、そのタイミングでした。
ーー最後に、漫画家としての今後の展望を教えてください。
sono.N:今は商業では百合漫画を発表しているんですけど、今後はBL漫画も商業で描いていきたいという願望があります。また、これまでに最長で出た単行本の巻数が3巻なので、もっと長いストーリー漫画を描くのも目標です。広く人に読んでいただけて、長く続けられる漫画を描けたら嬉しいです!
■『目指せ、カニカマの千倍』:https://www.pixiv.net/artworks/149190242