宮田愛萌、夢は会社員になること? 初の書き下ろしエッセイ『ないなら書けばいいじゃない!』をアピール

宮田愛萌『ないなら書けばいいじゃない!』(大和書房)

 タレントで作家の宮田愛萌が5月23日、東京・ブックファースト新宿店で行われた新刊『ないなら書けばいいじゃない!』(大和書房)の出版記念イベントに出席し、同書への思いを語った。

 宮田愛萌にとって初の書き下ろしエッセイ『ないなら書けばいいじゃない!』は、2026年5月20日に発売。本書には、別れ話の記憶、家族への思い、文庫本への偏愛、オタクライフの楽しさ、そして「書けない」と向き合う時間までが綴られている。ときにこじらせつつ、ときにオタクモードを暴走させながら、出来事のなかに潜む感情や違和感をすくい上げる筆致は、ページをめくるたびに「わかる!」と「なんで!?」を交互にもたらす。初公開の写真も多数収録された一冊だ。

 宮田は、夏を感じさせる白のセットアップにツインテール姿で登壇。初めてのエッセイで大変だったことを聞かれると、「エッセイって結構自分のことを書くじゃないですか。『誰が読むの?』『誰が買うの?』って、あれが一番大変でしたね」と苦悩した心境を明かした。

 続けて、「とりあえず私の親友と親戚は読みたいかって思いながら。えー、でも友達以外は読んでくれないかも? あとファンの人は喜ぶかも? みたいなことを考えながら。まぁでも担当さんが面白いって言ってくれれば、それでいいかなって思いました」と執筆への思いを語った。

 また、これまで書いてきた小説とエッセイとの違いについて聞かれると、「私、物語を書いている時の方が、この先の展開とかがすらすら浮かんで、『こうやって締めようかな』と思いつくんですけど、エッセイって自分のことを書いて、でも日記じゃないから適当なところでスパッと切るわけにはいかなくて、1個の話にしなきゃいけないというのがめちゃめちゃ難しくて」と吐露。

 さらに、「書いている時は『誰が読むんだろう?』って不安もあるので、この締め方で本当にいいのかなとか、もっと物語っぽくした方がいいのかなとか、結構考えたりして。でもそれってエッセイなのかなって。そこが結構悩みましたね。大きく違うと思いました」と振り返った。

 エッセイを書くことで私生活に変化があったかを問われると、「普段はあんまりそういうことはしないんですけど、ちょっと書けるかなと思って床で前転と後転したりしましたね。あんまり面白くなかったんで書きませんでした」と笑顔。

 さらに、「何かやった方がいいかなと思って、家の廊下をケンパーケンパーで動いたりとか。普通に父に怒られました」と、お茶目なネタ作りエピソードも披露した。

 改めて本を手にした感想については、「結構思い出ブックだなと思ってて。自分で頑張って書いたなっていう思いもあるし、友達との話とか親の話とかも書いたりしていて。『めちゃめちゃ結婚したい派だな』とか、そういう今の自分が詰まっていて、きっと何年か後に読んでも『そうだったそうだった』って思えるんじゃないかなって。そこは結構気に入ってるところです」とお気に入りの一冊になった様子を見せた。

 そんな宮田愛萌が詰まった本を、親、親友、親戚、ファン以外の誰に読んでもらいたいかを聞かれると、「もう誰でもいいから読んで欲しい(笑)。なんか面白いって思ってくれる人がいっぱいいるといいなと思うので、もう世界で、ワールドワイドに」とアピールした。

 本書に多数収録されている写真の見どころについては、「わざわざ撮ったというよりは、自分のフォルダーの中に入っているお気に入りの写真とか、『ここに載せるにはこれがいいな』みたいな感じで選んだやつで、わざわざ撮ったわけではないです」と説明。

 さらに、「父の後ろ姿の写真を入れたりとかしてて。あんまり見ないじゃないですか、父親の後ろ姿の写真を入れることって。そこはちょっと個人的に気に入っていたりします」と語った。

 また、本の装丁に描かれた自身の似顔絵について聞かれると、「めちゃめちゃ可愛くないですか」と笑顔。普段のメイクや、ポニーテールよりツインテール派であること、赤が好きなこと、推しのユニットカラーが黄色で黄色の小物を持っていること、初めてジェルネイルをした時につけた蝶々のパーツなど、自身の要素が反映されたデザインに満足げな様子を見せた。

 エッセイ内の「会社員の夢」という項目に関連し、「今でも会社員になりたいと思うか」と質問されると、「思います!」と即答。

 「会社員ってやっぱ一番すごくって。まず会社という大きなものに属して、人と協調性を持って行動できること、それが保証されているのがすごくて」と熱弁をふるい、「あと固定給ってすごいなと思います。やっぱいいですよね、給料制。あと保険とかも違うじゃないですか。会社員の人って会社の保険証なんですよね。私、あれ見た時感動して。ずっとペラペラの、国からもらうだけだったんですよ」と会社員の友人を羨ましく思ったエピソードも披露。一方で、「でも今はマイナンバーカードだからみんな一緒ですよね!」とイタズラっぽい笑顔を見せた。

 もし会社員になるなら出版社の営業か広報になりたかったと語った宮田。最後に読者へメッセージを求められると、「本はいいぞ、しか言えない」とコメント。

 「本って電波いらなくて読めるし、すごい楽しいし。私はいつも本を買う時に『一枚の紙がいっぱいの紙に変わって嬉しいね』って言ってるんですけど。本って、何回でも読み返せるから、何回も同じ景色を見ることができるし、自分の人生が違ったらまた感じ方も変わっていくから、別の楽しみ方もできる。そういうのが本の魅力だなと思っているので、そこはみんな楽しんで欲しいかなと思います。できれば本を買って欲しい。週に7回本屋に行って欲しいと思ってます!」と、本への愛を熱く語った。

■書誌情報
『ないなら書けばいいじゃない!』
著者:宮田愛萌
価格:1,760円
発売日:2026年5月20日
出版社:大和書房

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