『ONE PIECE』ゾロの左目はどうなっている?「心眼を鍛えてる」「開眼はするの?」今後の行方を考察

 2023年の夏にアイスショーである『ONE PIECE ON ICE(ワンピース・オン・アイス)』の開催が決まるなど、連日世間に話題を提供し続けている『ONE PIECE』。その伏線の多さからネットでは考察が盛り上がることが多い。最近話題にあがっているのは、ゾロの左目がどんな伏線を持っているのかである。

「ゾロの左目」とは何のこと?

 今回話題になっているゾロの左目についておさらいしておこう。ゾロは麦わらの一味の戦闘員であり、ルフィの最初の仲間。最初は目には傷もなく両目とも開けていたのだが、「魚人島編」で2年越しに麦わらの一味が再会したときにはゾロの左目は閉じている。目には刀傷のような線が入っているため、修行で負傷したのではないかという見方が一般的なようだ。

 ただ驚くことに、再会後の麦わらの一味のメンバーが誰1人としてゾロの左目の傷について触れることはなく話が進行していく。再会したのが原作コミックスだと61巻の話で、発売日は2011年2月。それからすでに12年の月日が流れて2023年3月3日には105巻が発売されたが、なぜかいまだにゾロの左目についての言及はない。

ゾロの左目に隠された謎……

 ゾロの左目の謎を巡ってまず挙げられるのが、「瞼が開かなくなってしまっているのか、それとも自分の意志で閉じているのか」という議論。ちなみにシャンクスやレイリーも傷があるが、両目はしっかりと開いている。

 ゾロが自分の意志で左目を閉じているとしたらどのような理由が考えられるだろうか。真っ先に思い浮かぶのがゾロ自身が修業のために左目を閉じているという説。例えば麦わらの一味が2年後に再会した際に新しく海軍大将となった藤虎。彼は盲目の剣士でありながらかなり高い戦闘能力を持ち、見聞色の覇気をかなり高いレベルで使いこなしている描写が作中に出てくる。盲目であるからこそ見聞色の覇気の能力が高まったとするならば、ゾロは見聞色の覇気の能力を高めるために左目を閉じたという可能性が考えられる。

 さらにもう1つ有力な説として挙げられているのが、「開眼するイベントがある」という説。自分の意志で閉じているとすればもちろん目を開くこともでき、それがゾロの能力が覚醒したときという説である。

 実はゾロは覇王色の覇気を持っていることが作中ではすでに明かされている。これまでもその片鱗というべき事柄はあったが、1010話でカイドウと戦っているときも覇王色の覇気をゾロが使っているのだ。しかもその勝負の最中のコマ割りを確認すると、あえてなのかゾロの左目がうつらないように描かれている。これを「覇王色の覇気を完全に使いこなすときに開眼をするという伏線では?」と捉えている読者が多いようだ。

 またロジャー海賊団を麦わらの一味に置き換えてみるとさらに面白いことが。ロジャー海賊団の副船長であるレイリーは覇王色の覇気を使いこなし、片目には傷がついている。ゾロをレイリーと同じ立場と当てはめてみると…… やはりゾロの左目は開眼するときが来るのだろうか? 今後もゾロから目が離せない。

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