米津玄師、Fujii Kaze(藤井 風)、YOASOBI……自身最大規模ツアーで“世界”に届ける日本の音楽

 2026年から2027年にかけて、日本の音楽シーンを代表するアーティストたちが自身最大規模のワールド/アジアツアーを展開する。

 米津玄師は、12月26日の台北公演を皮切りに、『KENSHI YONEZU 2026-2027 WORLD TOUR / GHOST』を開催。2025年も7都市計10公演のワールドツアーを行った米津だが、本ツアーはさらに規模を拡大。アジア、北米、ヨーロッパの11都市を巡る全15公演はすべてドーム/アリーナ規模となり、シンガポールやメキシコシティ、アムステルダムなど、初めて足を運ぶ5都市も含まれる。

 その背景には、アニメ主題歌を通じた海外での認知の広がりもあるだろう。TVアニメ『チェンソーマン』(テレビ東京系)のオープニング・テーマ「KICK BACK」は、昨年、日本語詞楽曲初のアメリカレコード協会(RIAA)プラチナ認定を獲得している。同シリーズの劇場版主題歌「IRIS OUT」はBillboard JAPANの2026年上半期「Global Japan Songs Excl. Japan」にて首位となり、Spotifyの2026年上半期「海外で最も再生された国内アーティストの楽曲」でも2位、米津自身も「海外で最も再生された国内アーティスト」部門で2位にランクインした(※1、2)。本ツアーは、こうした作品を通して彼を知った海外リスナーに直接楽曲を届ける機会となるだろう。

米津玄師 Kenshi Yonezu - IRIS OUT

 Fujii Kaze(藤井 風)は、10月31日の高雄公演から『Fujii Kaze Prema World Tour』をスタートさせる。福岡、大阪、東京の国内ドームに加え、海外では高雄のスタジアム、韓国・ソウルのドームでの公演を予定。2027年夏にはヨーロッパ、北米での開催も発表されており、昨年リリースした全曲英語詞のアルバム『Prema』を携えて世界各地へと向かう。

 2023年の初のアジアツアー以降、アメリカ、ヨーロッパと活動の場を広げてきたFujii。今年は世界最大級の音楽フェス『Coachella Valley Music and Arts Festival 2026』にも出演を果たした。また、『SUMMER SONIC 2026』では「Comets + Gold」でタッグを組んだエルミーンのステージにサプライズ出演したほか、今年9月には『Prema』収録曲「You」にUMIを迎えたEPも発表した。こうした海外アーティストとの交流から生まれた作品からも、音楽を通して人と繋がろうとする彼の姿勢が感じられる。本ツアーを通して、Fujii Kazeの掲げる愛が世界中の人々に届けられることを楽しみにしたい。

Fujii Kaze, UMI - You (Official Video)

 YOASOBIは、10月24日の大阪・京セラドーム大阪公演から『YOASOBI ASIA 10-CITY DOME & STADIUM TOUR 2026-2027 “超惑星”』を開幕させた。日本を含むアジア10都市のドーム/スタジアムを巡る、自身最大規模のツアーだ。直近では、連続テレビ小説『ブラッサム』(NHK総合)主題歌「咲き誇れ」を配信リリースするなど国内でも活躍を続ける一方、海外でもライブを通じてリスナーとの交流を深めていく。

 今回のツアーでは、台北ドーム2公演のチケット計7万枚が即完売。シンガポールでは、2024年、2025年の公演がいずれもソールドアウトしたことを受け、今回は5万人を超える規模のナショナルスタジアムへと会場を拡大。日本人アーティストとして初めて同会場での単独公演を行う。こうした反響からは、楽曲が広く知られるだけでなく、彼らのステージを待ち望む観客が各地で増え続けていることが窺える。海外での注目をますます高めているYOASOBIは、本ツアーを通して海外リスナーとの距離をさらに縮めていくのだろう。

YOASOBI「咲き誇れ」Official Music Video / NHK連続テレビ小説『ブラッサム』主題歌

 それぞれの音楽が海を越えて届いた先に、彼らのステージを待つ人々がいる。今回のツアーは、そうしたリスナーとの繋がりを深める時間になりそうだ。自身最大規模のワールド/アジアツアーを通して、3組がさらなる飛躍を遂げていくことに期待したい。

※1:https://www.billboard-japan.com/d_news/detail/161950/2
※2:https://spotifynewsroom.jp/2026-07-01/spotify-first-half-rankings/

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