CoCo.Jee、the BL00M、mukeikaku、ZトN、SAEKI HOSHIYA……【TuneCore Japan コラボ】次世代アーティスト紹介 Vol.15

 「誰でも」世界中(185カ国以上)の配信ストア・プラットフォームへ配信できる、ディストリビューションサービスを展開しているTuneCore Japan。同社とリアルサウンドがコラボレーションし、インディペンデントアーティストの楽曲プロモーションをサポートする企画「MEDIA NETWORK」では、注目すべき次世代アーティストたちの独自性や魅力について、より音楽的な視点からレビューしていく。

 第15回となる今回は、CoCo.Jee「MARICA」、the BL00M「cocoa (feat. Pon & cocomi)」、mukeikaku「repeat」、ZトN「道中」、SAEKI HOSHIYA「田舎育ち」の5作品をピックアップした。(編集部)

CoCo.Jee「MARICA」

 広島出身、東京を拠点として活動しているラッパー CoCo.Jeeが今年7月にリリースした「MARICA」。最小限の音で構成されているビートに乗せたラップは、随所にウィットを利かせたワードを散りばめている。しかし、どことなく“殺気”とも言うべき張りつめた緊張感を漂わせているのが独特。2畳のブースで録った曲を世に送り出し、音に想いを刻みながら日々を重ねることへのプライド、自分のスタイルで人生を切り拓く決意がまっすぐに伝わってくる。ヒップホップミュージックは、ラップをしている本人にしか表現できないリアルをリスナーに突きつける。ほかの誰にも似合わず、真似することもできない1点物のラップを鋭く示すこの感触は、野趣に満ちたストリートミュージックの醍醐味だ。

アーティストページ:https://www.tunecore.co.jp/artists/CoCo.Jee
配信リンク:https://linkco.re/MA8bRbZY?lang=ja

the BL00M「cocoa (feat. Pon & cocomi)」

 中学生のマルチプレイヤー HARUがプロデュースしている音楽プロジェクト the BL00M。インストゥルメンタル、ゲストシンガーを迎えた楽曲制作のほか、アレンジャー、ギタリストとしても活躍中。鳥のさえずり、お茶を淹れる音など、日常生活のふとした場面をイメージさせる音を散りばめて構築した「cocoa (feat. Pon & cocomi)」は、鼻歌のハミングのようなリラックスした質感のメロディが、穏やかなひとときを作り上げている。先が読めないスリリングな展開を満載するジェットコースターのような曲も楽しいが、心のチューニングを合せてくれるようなこういう音にじっくり浸るのも気持ちよい。平穏な日常のBGMとして聴くのをおすすめしたい。

アーティストページ:https://www.tunecore.co.jp/artists/theBL00M
配信リンク:https://linkco.re/sf1n9HtQ?lang=ja

mukeikaku「repeat」

 2023年8月結成。公式プロフィールには“渋谷発”のバンドと記されている。「repeat」の歌詞は全て英語。なんとなく繰り返されていく日々に対して感じる居心地のよさ、何かを打ち破って新たな何かに触れたい気持ち……相反する想いが入り混じった感覚をアンニュイなトーンの歌声で表現している。鳴り響いているサウンドは、骨太なギターロック。USオルタナティブ、シューゲイザーを彷彿とさせる音色とビートで構築されている。透明感のあるクリーントーン、歪みの轟音、時折揺らめかせる艶めかしい音の壁が、聴きながらイメージできる風景を多彩に変化させる。効果的な演奏のタメとキメを共有しながら高めるバンドアンサンブルの熱も大きな聴きどころだ。

アーティストページ:https://www.tunecore.co.jp/artists/mukeikaku
配信リンク:https://linkco.re/Nd9uQq9N?lang=ja

ZトN「道中」

 東海エリアを中心に活動しているラッパー ZトN。「道中」は、9月に配信された2ndアルバム『RAP GAME』に収録されている。爪弾かれるエレキギターと刻まれるビートが醸し出すムードはメランコリック。理想には程遠く、他人に迷惑をかけてばかりの日々を振り返りながら、自己嫌悪が胸のなかで広がる感覚を表現している。序盤では後ろ向きな内容の曲のように聴こえるかもしれないが、至らない自分自身から目を逸らさずにラップするなかで、徐々に魂を再生させる様を伝えてくる。自分に言い聞かせるかのように繰り返す〈満たされない日々でもまだ道中〉が印象的。譲れない何かを手放さずに進もうとしている姿は、同じような感覚を抱いているリスナーの心に何かを訴えるはず。

アーティストページ:https://www.tunecore.co.jp/artists/ZtoN
配信リンク:https://linkco.re/ZaXbmRrf?lang=ja

SAEKI HOSHIYA「田舎育ち」

 愛知県東郷町出身のラッパー SAEKI HOSHIYA。「田舎育ち」は11月にリリースが予定されている2nd EPからの先行配信。生まれ育った町について描いている。田園風景、濃密な人間関係、イオンモール、ファッションなどを描写し、照れと自虐も交えつつ故郷への愛情を示すラップに共感するリスナーがたくさんいるはず。繰り返される〈俺らは田舎育ち〉には、抱いているプライドが滲む。ラップのテーマに合わせたのだと思うが、シンセサイザーの音色を含めて、トラックもどことなく懐かしさを感じる風味。華やかな都会で生まれるものももちろんあるが、大半の日本のストリートカルチャーはのどかな環境で育まれる。国道、生活道路、農道沿いのリアルがこの曲には刻まれている。

アーティストページ:https://www.tunecore.co.jp/artists/saekihoshiya
配信リンク:https://linkco.re/V7Hb6HNY?lang=ja

■関連サイト
TuneCore Japan:https://www.tunecore.co.jp/
MEDIA NETWORK:https://www.tunecore.co.jp/wanted/medianetwork

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