Number_i、迫る初ワールドツアー ライブごとに見せる進化と“最終曲”に込めた想い ファン=iLYsとともに歩む夢の続き

 10月24日、北海道・大和ハウス プレミストドーム公演を皮切りに、『Number_i LIVE TOUR No.Ⅲ』が幕を開ける。グループ初のワールドツアーの一環として行われる、全国を巡る初の5大ドームツアーだ。2024年の初の単独公演から、会場の規模とともに表現の幅も広げてきたNumber_i。これまでの歩みを振り返ると、今回のツアーへの期待も一層膨らんでいく。

 Number_iの最初の単独ライブは、2024年6月に東京・有明アリーナで開催された『No.O -ring-』だった。直前にリリースしたミニアルバムと同じタイトルを掲げた本公演では、和を基調としたセットのなかで、1stシングル『GOAT』、ミニアルバム『No.O -ring-』に収録された多彩な楽曲たちが届けられた。力強いパフォーマンスで魅了したかと思えば、歌声をじっくりと聴かせる場面も。緩急のある構成からは、3人の表現の豊かさが伝わってきた。

 この単独ライブの最後に歌われたのが、「夢の続き」だった。星空のように輝く美しいステージで、彼らは〈追いかけても届かなかった夢の続きを今/生きてるんだ〉と歌う。その言葉が、新しいスタートを切った3人の姿と重なったのだ。Number_iのファンネーム“iLYs”が発表されたのも、本公演でのこと。3人とiLYsが、ともに歩みを進めていくことを確かめ合うような時間だった。

 同年秋から冬にかけては、初の全国ツアー『Number_i LIVE TOUR 2024 No.Ⅰ』を開催。ライブはアルバム『No.Ⅰ』のリードトラック「INZM」で幕を開け、大量の水や炎を活かした演出とともに、デビュー年の集大成を示した。このツアーでは、アルバムに収録されたメンバーのソロ楽曲もそれぞれ披露。岸優太は「Recipe」でルーパーを駆使し、さまざまな楽器の音色を重ねながら柔らかな空気を生み出す。神宮寺勇太は「Bye 24/7」で部屋のようなセットや雨の演出を用い、切ない恋物語を描く。平野紫耀は「透明になりたい」で、スモークに包まれながら儚い歌声を響かせる――。3人それぞれの個性が光り、そんな3人が集まるからこそグループの表現も豊かになるのだと、あらためて感じられた。ラストに歌われた「iLY」には、1年間の歩みを支えたiLYsへの感謝が滲んでいた。

Number_i - LIVE TOUR 2024 "No.I" (Live Blu-ray / 本編Digest Movie)

 2025年の『Number_i LIVE TOUR 2025 No.Ⅱ』では、前年のツアーから8都市へと規模を拡大。宇宙船に取り込まれる3人の映像から始まり、映像とステージが交差しながらストーリーが展開される、没入感のあるライブとなった。このツアーでは楽曲をなめらかにつないでいく構成に加え、初めてバンドの生演奏を取り入れたことも大きな変化だろう。バンドアレンジによって、各楽曲の新たな魅力が引き出されていた。そんな進化を存分に見せながら、最後は「i-mode」でiLYsへの想いを届ける。彼らのライブの締めくくりにはいつも、一緒に歩む人たちへのメッセージが置かれている。

Number_i - i-mode (Live at Number_i LIVE TOUR 2025 “No.Ⅱ”)

 こうした積み重ねの先に迎えるのが、今回の初のワールドツアーだ。一昨年、昨年のアリーナからドームへ、日本公演のあとは海外公演へと、大きく規模を拡大した今回のツアー。ライブごとに表現を磨いてきたNumber_iだからこそ、今回もまたひとつ進化した姿を見せてくれるだろう。今年リリースされた『3XL』、『REBON / BUGS LIFE / DIGITAL GIRL』といったシングルの収録曲たちが、これまでの楽曲とどう組み合わされ、どんな形で披露されるのかも楽しみだ。あの日、「夢の続き」を歌った3人は、今もたしかにその続きを歩んでいる。

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