ソロコーナーでは、まずNANAMIが登場。赤を基調としたスポーティでセクシーな衣装を纏い、長い手足を活かしたしなやかな動きと豊かな表情で魅せる。高いヒールを物ともせずタフに踊るさまは圧巻だ。続いてミニスカサンタの衣装で登場したcocoroは、「Santa Tell Me」のカバーをシルキーボイスで歌唱。オープニングアクトのちびSSSCLUBも再び登場し、一緒に会場を盛り上げた。

　ここで、SSSCLUBの妹グループである・SGIRL TOKYOによるダンスステージ、そして練習生のSproject Girlsによるギャルメドレーに突入。この日がラストとなるSGIRL TOKYOは持てる力の全てを出し切ったエネルギッシュなステージを届け、興奮した観客から熱い声援が終始おくられていた。今回初披露となったSproject Girlsは15人の大所帯でありながらもチームワーク抜群のパフォーマンスを見せ、パワフルなライブを繰り広げた。

　SSSCLUBのソロコーナーに戻り、rimibabuと愛優菜が登場。白とピンクのドレスで現れた2人は「ギャルだけどアイドルのふわふわした世界も大好き」と話し、「可愛いだけじゃだめですか？」のカバーへ。今までとは違うキュートな振り付けで新たな一面をのぞかせた。続くRENNAは、シルバーの衣装に触覚カチューシャという宇宙人スタイルで登場。甘い声でラップを繰り出し、不思議な中毒性とオリジナルな世界観で観客を虜にする。とびきりセクシーなパフォーマンスで、会場を熱狂させたのはMIHO。赤いレースのボディスーツにニーハイブーツ、ガーターベルトを身に着け、艶やかな踊りを披露。リーダーとしての風格漂う迫力満点のステージを届けた。

　ソロコーナー最後のTiaRaは、自身の思いを綴った手紙を読むことに。「いじめで不登校になって、人生を終わらせようとしていたとき、ステージに立つアーティストを見て生きるパワーをもらった」「私もそうなりたくてダンスを始め、全力で向き合ってくれるSSSCLUBに出会って変われた」。改めて家族やメンバーに対する思いを伝え、最後は「SSSCLUBで死ぬまで踊り続けたい。人の心を動かせる偉大なアーティストになる」と力強く宣言。TiaRaの赤裸々な思いの丈を受け取った観客の中には、感極まった表情を浮かべる人の姿も。

　パーティーはついに終盤へ。出演者全員が集結したオールスターダンスショーでは、総勢23人のギャルによる迫力満点のステージが繰り広げられ、会場のボルテージはぐんぐんと上がっていく。盛り上がりが最高潮に達したところで、プロデューサーのSHINKOがサプライズ登場。フロアからは驚きと興奮から叫び声が上がる中、長身にブロンドヘアという出で立ちで抜群の存在感を放つSHINKOと共に、8人体制で「L.L.G. -Long Live Gyaru-」を披露。SSSCLUBの提唱するギャルマインドとギャルバイブスを轟かせた。

　さらに自己紹介ソング「ギャルマインド」を投下しパーティーを熱狂の渦に巻き込むと、SSSCLUBのデビュー曲「マニーメイカー」でフィナーレへ。ポジティブで強いギャル像を表現したリリックで本格的なラップを繰り出し、終盤になっても変わらないエネルギッシュなダンスを届ける。新宿の夜を躍らせる華やかなパーティーは、ギャルたちの輝く笑顔と共に幕を下ろした。

　ギャルマインドという熱い信念と、あたたかなファミリー感を持ったSSSCLUB。“私たちはまだ何者でもない”と語る彼女たちが、そう遠くない未来に巻き起こすギャル旋風が楽しみだ。

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