10月5日深夜には5人旅完結編の放送が控えているが、9月27日放送のラジオ『HiHi Jetsのラジオだじぇっつ！』（JFN）では「ラスト仕事」として5人が素で話し合う声も聞くことができた。冒頭からプライベートで髙橋のお別れ会を企画する話に。話してるうちに「お別れ会」から「打ち上げ」と呼び名を変えて話すところにも、彼らにとってこの節目が単なる「別れ」とはしない意思を感じずにはいられない。

　同時に「何年後とかになるかもしれないけど、お届けすることになると思う」「なんかで記録を残しておこう」「映像チーム呼んでおこう」「いいね！」と盛り上がっていく様子に、本当にいつか5人とファンとが振り返る場面が叶ってほしいと願わずにはいられなかった。

　事務所の未来を象徴するような存在の髙橋が退所することで、どこか「文化」といっても過言ではないほどファンの生活に浸透した事務所の形が変わっていくことに寂しさを覚えた人も少なくないのではないか。しかし、そんな髙橋が新たな道を進みながら、共に切磋琢磨してきたメンバーとの持続的な繋がりを見せてくれることによって、また新しい未来が切り拓かれるような気がする。

　かつては、グループを脱退し、事務所を退所したメンバーの話をすることすらタブーになったり、長らく共演することが難しい時代もあった。しかし、その流れも少しずつ変わってきている。忘れられないジュニアとして多くの人の記憶に残る髙橋の活躍によっては、また大きな変化が訪れる可能性もあるだろう。たとえ明日からジュニアではなくなったとしても、髙橋優斗がワクワクする未来を予感させてくれる人であることには、これからも変わらないのかもしれない。