ME:I

　『PRODUCE 101 JAPAN THE GIRLS』（通称『日プ女子』）から昨年誕生したME:Iは、JO1やINI、DXTEENらが所属するLAPONEエンタテインメント傘下の新法人 LAPONE GIRLS所属の11人組ガールズグループ。メンバー全員が日本人であるが、韓国をはじめ国境を越える形で活動の幅を広げている。4月17日リリースのデビューシングル『MIRAI』はリリース初週に23万枚以上（※1）を売り上げたほか、リード曲「Click」のMVは8月21日現在で2700万回再生と、好調な滑り出しを切ってその勢いを確かなものに。日本を代表する女性アイドルグループ／ダンス＆ボーカルグループが減りつつある近年において、実力と魅力ある音楽性、そしてファンの支持の厚さを兼ね備えたME:Iは、今後のガールズグループシーンを代表する存在になっていくこと間違いなしだ。

XG

　アジアのシーンに旋風を巻き起こしているのが、7人組HIPHOP／R&Bガールズグループ XGだ。メンバーは全員が日本出身にもかかわらず、日本語、英語、韓国語といった複数言語を巧みに操るマルチリンガルグループでもあるXG。メンバー選抜オーディション中から厳しく鍛え抜かれたその実力は確かで、初のオールラップソングとして今年5月21日リリースの「WOKE UP」のMVは、公開3カ月で4300万回再生を突破。加えて、世界でヒットしている日本の楽曲をランキング化したBillboard JAPANのチャート「Billboard Global Japan Songs Excl. Japan」において、同曲で自身初の1位を獲得した。今年はグループ初にして待望のワールドツアー『XG 1st WORLD TOUR “The first HOWL”』を開催し、5月から日本で全4公演を実施したほか、7月から8月にかけてはアジア10都市、10月から11月にかけては欧米全15都市での開催を予定しているなど、デビュー3年目にしてすでに全世界的な人気を証明している。

ILLIT

　数々のグローバルグループを輩出するHYBE。その傘下のBELIFT LABから2024年3月にデビューした5人組ガールグループ ILLITも要注目株だ。オーディション番組『R U Next?』（JTBC／ABEMA）から誕生した彼女たちの1stミニアルバム『SUPER REAL ME』は発売初週に38万枚以上（※2）を売り上げ、タイトル曲「Magnetic」はデビュー当日にSpotifyの「デイリートップソンググローバル」にランクインするというK-POP新記録を樹立。加えて、4月8日発表の米Billboardのチャート「Global 200」で8位を獲得し、日本の各種チャートでも好成績を収めた。10代の真っ直ぐな純情さと少女の憧れが詰まった宝石箱のようなコンセプトが万人に好評を博し、日本出身メンバーのMOKAとIROHAが所属していることでも話題になっている今大注目の新星だ。

　このように、『NHK MUSIC EXPO 2024』の出演者を見れば、今年の年末の『紅白歌合戦』顔ぶれも先取りして予想することができそうだ。日本発のグループはもちろんのこと、日本出身メンバーが多く活躍するK-POPグループにも注目して番組を楽しんでみてはいかがだろうか。今年はどんなラインナップが大晦日の舞台に出揃うのか、今から注目が集まっている。

※1：https://www.oricon.co.jp/news/2323977/full/
※2：https://m.entertain.naver.com/article/421/0007450324