1月25日、EXPG STUDIO FUNABASHIの開校に伴い、新校舎にて記者会見が行われた。

　EXILEをはじめ、多くのアーティストを輩出してきた株式会社expgが運営するダンス＆ボーカル、アクトスクールであるEXPG STUDIO。その新校舎「EXPG STUDIO FUNABASHI」が1月25日に千葉県船橋市にある「ビビット南船橋」に開校した。当日は、昨年10月に株式会社expg代表取締役社長CEOに就任したEXILE TETSUYAのほか、EXPG STUDIO出身のGENERATIONSパフォーマーである中務裕太と小森隼が登壇した。

　はじめに、LDHにおけるEXPGの意義についてTETSUYAが解説。今年21年目に入ったEXPGの変遷について「EXILEのメンバーがダンススクールを開校させて、AKIRAが最初のインストラクターになったところから歴史が始まって。今隣にいる2人も卒業生で、三重から東京に通っていた坊主の小森くんがGENERATIONSになったり、すごく欠かせない場所になったと思います。なのでさらにその環境をもっとよくしたいですし、もっと日本中に広めて内容も濃くしたいと思っています。僕が代表にならせていただいたので、初心に戻って頑張っていきたい」と意思表示。さらに「EXILE TRIBEのメンバーも、EXPGの卒業生が半分以上を占めているんです。いろんなメンバーとの出会いもありましたし、海外で活躍しているアーティストもいますし、EXPGのスタッフになられた方もいますし。たくさんの卒業生と一緒にお仕事できるのは宝だと思っています。それをもっと実現できる場所にしたい」と続け、今後のビジョンとして24の公約「EXPG ENTERTAINMENT ～24EVOLUTION～」を発表した。

　24の公約のひとつとして、株式会社expgの代表取締役社長に就任したTETSUYAに代わり、中務が来期よりEXPG高等学院学長に就任することが発表された。

　発表を受け、「高校時代には自分が学長になるとは夢にも冗談にも思ってませんでした」と中務。TETSUYAは中務を抜擢した理由として「裕太は卒業生の中でも行動力もEXPGに対する愛の深さもすごくありますし、高等学院に何度も足を運んで講義をやってもらっているのを見て、いつか僕が学長を降りるときはやってもらいたいと思っていた」と話す。EXPGの生徒時代より中務と苦楽を共にしてきた小森は、「同じグループから学長が生まれるとは思いませんでした。裕太くんとは生徒時代から一緒にレッスンを受けたりしていたんですけど、まさかここまで上り詰めたとは……（笑）。愛と行動力が人一倍あるので、楽しみですね」と感想を口にした。

　改めて抱負を聞かれた中務は、「学長という名前だけ聞くとお堅いイメージがあるんですけど、今の時代らしく生徒のみんなも話しかけやすい、寄り添える存在になりたいと思っています。世界一ダンスに携わる仕事に就く生徒が多い学校にしたいですし、生徒一人ひとりに寄り添いたいと考えていますね。TETSUYAさんにも伝えたんですけど、まずは生徒一人ひとりと面談したくて。ちゃんと全員と向き合って夢を応援したいです」と意気込んだ。

　その後、EXPG卒業生である中務と小森に対し、生徒時代に心に残っていることや思い出を問う質問が飛ぶと、「今だから言える話なんですけど……」と前置きをした中務が「大阪校にいるとき、二代目 J Soul Brothersのみなさんがレッスンに来てくださったんです。そんなことめったにないじゃないですか。でも僕はその当時すごく尖っていたので、「二代目とか知らないので帰ります」とか言って帰るっていう恐ろしいことをしたんですよ」と苦笑。そのエピソードを聞いた小森は「今後は逆の立場になるけど、ばっくれた生徒がいても怒れないですね」と茶化した。

　そんな小森は、「生徒時代の思い出は選びきれない」としつつ、「生徒とインストラクターの距離が近いのは魅力だったなと思います。怒られることもあるんですけど、それ以上に自分の道しるべになってくれた。廊下ですれ違ったときにコミュニケーションを取ったり悩みを打ち明けたり、大人と話すのがすごく楽しかったです」と振り返り、「出会いを恐れずにいろんな人とコミュニケーションを取ってほしい」と未来の生徒に激励を送った。

　会見の終盤には、EXPG生徒によるダンスパフォーマンスも披露された。24人の生徒がダイナミックなパフォーマンスで圧倒し、登壇した3人も笑顔でステージを見守った。

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