2022年10月15日に東京ガーデンシアターで行なわれた復活公演に続き、解散を目前に控えた2023年8月25日の武道館公演にも駆けつけた木村。同公演に参加していたリスナーから、ライブの終わりに深々と一礼をする木村を目撃して胸を打たれたというお便りが届いた。木村は「見られてましたね（笑）」と照れながらも「なんかね。なんだろうね。ライブを終えられた男闘呼組のみなさんに、拍手で終われなかったっていうか。もちろん拍手なんですけど。なんか自分、拍手じゃねーな……っていう。なんか自然と。ステージ上からアンコールが終わって、はけていくメンバーに向かって、なんか知らないけど気づいたら頭下げてましたね」と意図せずに出た行動だったという。

　舞台裏では男闘呼組のメンバーに「すみません、今日来ちゃいました！」とチャーミングに挨拶をしたという木村。すると岡本からはすかさず「来たくなっちゃったんだろ？」といつものノリでツッコミが入ったという。何年経っても変わらぬ距離感にこちらまで心が温まる。

　出会った10代のころは、少しでも近づきたくて、真似して、学んできた「憧れ」の人たち。もちろん今はそんな必要がないほどそれぞれの道を確立しているが、それでもその存在そのものに刺激を受け、そして勇気や元気をもらう。それが木村にとっても「推し」である男闘呼組なのだろう。

　「今後はね、4人を中心に結成されたRockon Social Clubっていうバンドとして活動をされていくみたいなんで、引き続きいろんな音を聴かせてほしいなって思います」と締めた木村。今後も“推し活”は続きそうだ。